小さなひかりは。

小さな悔恨はやがて夢となり、私を輝かせてくれる。


そう、信じている。



道端に咲く花。


雑草と呼ばれる草たちも。


誰にも気づかれずに花を咲かせ、地から這いあがる。


そしていつしか知らぬ間に枯れてゆき、種が残る。


そして種はたくさんの不安を抱えながら飛んでゆく。


飛び立った先は未知の世界。


それでも花も草たちも与えられた使命を背負ったまま、誰にも気づかれずに咲いて、種を残す。


私たちはいつも、夢を叶える前にいや、まだ叶えようとも思っていないのに諦める。


誰にも気づかれないあなたの優しさ、誰にも見られていない貴方の頑張り、思うようにいかなくて落ち込む貴方の背中。


誰もいなくたって、すべてに意味があるから明日がある。


朝、ゴミ出しをしたこととか、おはよう、と言ったこととか、微笑みかけたこととか、相手の目を見たことだとか。


トイレットペーパーを三角折りしたことだとか。


昨日があったから今日がある。


今日があるから明日がある。


今日があるから未来がある。


どんなに変わり映えのしない今日だって、365日の一日なのだ。


人生は長い。


けれど、人生は三万日しかないという。


涙があるから虹は出るけれど、太陽もないと虹はできない。



意味のなかったことが枯れてまた種を残す。


種はまた飛んでゆき、新たなはじまりを咲かせる。


毎日がはじまりであり、ゴールは貴方がたくさんのはじまりに出会うことで遠ざかっていく。


見えなかった未来がゴールばかり求めていた日々が少しずつ光で埋まってゆく。


そして、抑えきれなくなった光はいつの日か貴方の心から溢れて、誰かのひかりになる。


朝日をみてごらん。


太陽は今日もたくさんの人々に平等に光を向けているだろう。


光のシルシは今日も貴方に向いている。


今日も貴方の日々にほんの少し、煌めきが灯りますように。