「うわぁあぁん! 玲、だいすきー!」
抱きついて泣きじゃくってしまう俺を抱っこしてくれる玲が、まだ十五歳なのに、かっこよすぎてスパダリだ!
「俺から言おうって思ってたのに。まもちゃんが言ってくれるなんて、びっくりした。
しかもお風呂だし。俺の頭、あわあわだったし」
くすくす笑う玲が、かっこよすぎて、めろめろする……!
「まもちゃん、俺のことがすきって、気づいてなかった?」
首をかしげる玲に、びっくりする。
「…………え……? 玲は、知って、た……?」
俺でさえ、ほんのこの間! 玲がだいすきって気づいたのに……!
「たぶん、まもちゃん以外は皆、まもちゃんが俺のことすきって、知ってるよ」
とろけるようにあまい笑みで告げられた真実に、はずかしにそう……!
「まもちゃんのことだから、自覚ないのかなー、ちゅうしたら泣いちゃうかなーって心配で。ちゃんとまもちゃんが『玲のことすき』って思ってくれてから言おうと思って、我慢してたの」
胸を張る玲が、かわいすぎる。
にぶすぎる俺が、はずかしすぎる……!
「俺のこと、すき?」
上目づかいで聞いてくる玲が、かわいすぎて、どうしよう──!
「……だいすき」
ぎゅう
抱きついてしまった。
……いやがらない……?
そうっと見あげた玲が、とろけるように笑って、俺の頭をなでてくれる。
「俺と、ちゅうしたい?」
燃える頬で、ちいさく、うなずいた。
「していいよ、まもる」
うっとり微笑んでくれる玲に、ぷっくりふくれる。
「……玲は……? したくない……?」
「めちゃくちゃ、したい」
ちゅう
ふあふあのくちびるが、くっついて、離れる。
耳が燃えて、視界がうるんで、いつもかっこいい玲が、とびきり、きらきらだ。
「まもちゃん、ちゅうして」
ねだるみたいに、腕を伸ばされたら、抱きしめることしか、できない。
「……目、閉じて、玲」
ささやく声が、ふるえてる。
そっと、はしばみの長いまつげが伏せられる。
そっと、玲の頬に指をすべらせた。
そっと、顔を近づける。
……うまく、ちゅう、できるかな。
心配な気もちを打ち倒すくらい、玲に、キスしたい。
抱きしめて。
抱きよせて。
そっと、そっと、玲のくちびるに、俺のくちびるを、くっつける。
ふに
やわらかすぎて、びっくりして離れた。
「……うれしい、まもちゃん」
はしばみの目を明けて、玲が笑ってくれる。
世界でいちばん、しあわせみたいに。
「……俺も、うれしい」
ぎゅうぎゅう、玲を抱きしめる。
ちいさな可愛い子犬が、おおきな立派な青年になって、最愛の恋人になりました。
