小瓶の中、君と永久の恋をした。

「……つまんない」


暑い。


立っているだけで汗が噴き出すほどの暑さ。


……つまらない。


何も変わらない毎日。



刺激のない毎日。


色褪せた日々。



「……子供」


「…子供じゃない」



屋上、



二人、



フェンスに、



隣。


「なんも楽しくない」



「……人生そんなもんじゃない?」



相変わらず、涼しい目。



何かを隠しているようなミステリアスな瞳。



でも。


…それを、知りたい、と思ってしまったら



――…ゲームオーバー。



私たちには一線が引かれている。



どちらから、入り込もうとせず、ただそれを保っている。


この関係に、名前をつけるとしたら何だろう。


いや、名前なんてない。


お互いが、お互いだけが知っている関係かもしれない。


――…私たちは、互いに同じものを持っている。



”孤独”


”独り”


”失うモノ”



そんなもの。



「…つまんないの。刺激が欲しいの…」


誰も信じないのは、楽そうで難しい。



例え…それが。


残酷な”刺激”で、あっても。



私は、傷つくことなんてない。



それ以前に誰も。



誰も、信じていないのだから。


私は……



誰かが…



そんな、”残酷”な日に


失望する目が、


その目から溢れる意味のない涙を、


色褪せた日々を、



ただ生きている。



ところが、見たい。



誰かが傷つく瞬間を



――見たい。


苦しんでいる時を



見たい。


ああ。



――私って




最低。