小瓶の中、君と永久の恋をした。

それでも人は人のぬくもりを求める。


……誰かに一緒に居てほしい、そう思うのだ。


夏の。


突き刺さるような日差しは痛いけれど。


冬の。


感覚がなくなるような寒さも痛いけれど。


……一番痛いのは。



誰もいない夜だから。


ああ、私は本当に独りなんだって一人なんだって


思ってしまうから嫌いだ。


…ボロアパートの一室で独りうずくまるのが苦手だ。


隣から聞こえてくる酔った男の声も。


一人で歩いてると聞こえてくる楽しそうな家族の声。


子供を一生懸命あやす母親。


そんな声が嫌いだ。


大きく息を吐くと浮かぶ白い息も何だか嫌い。


裏を返せば好きなものなんてないのかもしれない、ということだけ。



スマホの写真ホルダも電話履歴も何もない。


すっからかんの薄っぺらいスマホ。


……もう、死んでもいいかもしれない。


だってもう、生きてても楽しいことも嬉しいこともない。


ただ面倒くさいだけかもしれない。


だったら死んだほうが幸せになれるんじゃないの?


なんて。


私に死ぬ勇気なんかない。


死ねなかった。


あの時の表情が脳裏に浮かんでは消えた。


死ねない。いや、死にたくない。


私は…死にたくないのか。


生きたくもない。


じゃあ、どうすればいいの?


……憎い。憎い憎い。