小瓶の中、君と永久の恋をした。

ただただ、『無』で…いや、『無』になろうとして、どこか叶わないものを見つめている。


辛い、とか。苦しい、とか。哀しい、とか。


そういうんじゃない。


もう、すべてなくなってしまった、空っぽになった表情、と言った方がしっくりくる。


…もう何も信じていない。求めていない。



そんな”楽”を選んでわざと人間から逃げようとしている。


そう、見えた。


彼の、その瞳に何が隠されているのか。



何を…抱えているのか。


見てみたい。



なんて。


馬鹿じゃない?


だって……私は…そんな人間じゃない。



そんな、綺麗な人間じゃない。


汚い、憎い人間。


それなのに…今日も生きている。


だって……感情を捨てようとしていた私が。


何も持たずに人並の人生を平凡に生きていこうとしていた私が。



誰も信じず、求めない、と思っていた私が。


目の前の一人の人間に対して知りたい。教えてほしい。なんて思っている。


いや、気のせいかもしれない。


きっと、気のせいだ。