小瓶の中、君と永久の恋をした。

「…お前って強そうに見えるのに……


――弱いよな」



「しっ…失礼ね!強い……もん」



横目でじとり、とこちらを見つめた。



声が上ずってしまったのは、……その通りだから。



どんなに、強く見せても、私には人より決定的に足りない”何か”がある。


……強くなんか、ない。



弱い。


「……そ」



少しの沈黙が続いた後、風に流されるようにそう付け足した。


空は青いけれど、



現実なんて……そう青くなんかないよなぁ…。


…私たちはいつもどこか遠くを見ている。



届かない想いに諦めを覚えた…、そんな目。



…生きるって。


存在するって。



こんなにも辛いことだったけ。


ただ、笑っていられれば。



……人並の幸せをもって生きていけたら。


それだけでいいのに。


神様なんていない。



そう願ったとしても、叶わない。



なら、いない。


人間が…


願いを誰かに託すために都合よく作られた痛くも痒くも架空の存在。


そして、何かにつけて『神』に頼ってしまうのは、どこがで自分に自信がなくて、それを消すため。



もしも。人並の幸せを与えられて生きていたら。



こんなことには、こんな自分にはならなかった。


でも、与えられていたら。



――こいつに出会うこともなかったかな。



いや。もしもの運命なんてないな。



その人の人生なんて、初めから痛いほどに決まっているのだから。