今日のおばあちゃんは謝ってばっかりだったけど、元気そうだったな……。
そう思って歩きながらメモ帳を取り出して書き出していく。
――ドンっ
「わっ、ごめんなさい!」
すれちがいざまに肩がぶつかって慌てて頭を下げる。
「僕のほうこそごめん。はい、これ」
ぶつかった弾みでメモ帳も落としていたようで差し出してくれる。
「…えらいね」
メモ帳を見たのかそういった。
「そんな……」
おばあちゃんに罪悪感ばっかり持たせてしまってる。
そんな私………。
思わず顔を上げると、
そこにいたのは、あのときの彼だった。
この前の帰り道にいた…。
「それじゃあ」
そういって去っていこうとする彼に思わず声をかけていた。
「あっ、あの……!」
ゆっくりと彼が振り返った。
綺麗なアーモンドアイに薄い唇、ふわりと笑うとギャップがあって可愛らしい笑顔。
声をかけたのは良いものの言葉が詰まってしまった。
「っ……またっ!会えますかっ!」
気づけば勢いのままそんなことを口走っていた。
「…うん、会えるよ」
今日初めて会った見ず知らずの女にこんなことを言われたら誰だって気味が悪いだろう。
しかし、彼は人懐っこそうな笑みを浮かべた。
その笑みを見た時、心の中で静かに何かが落ちる音がした。
きっと、それは…私の中で初めてのもので、最後のものだったと思う。
そう思って歩きながらメモ帳を取り出して書き出していく。
――ドンっ
「わっ、ごめんなさい!」
すれちがいざまに肩がぶつかって慌てて頭を下げる。
「僕のほうこそごめん。はい、これ」
ぶつかった弾みでメモ帳も落としていたようで差し出してくれる。
「…えらいね」
メモ帳を見たのかそういった。
「そんな……」
おばあちゃんに罪悪感ばっかり持たせてしまってる。
そんな私………。
思わず顔を上げると、
そこにいたのは、あのときの彼だった。
この前の帰り道にいた…。
「それじゃあ」
そういって去っていこうとする彼に思わず声をかけていた。
「あっ、あの……!」
ゆっくりと彼が振り返った。
綺麗なアーモンドアイに薄い唇、ふわりと笑うとギャップがあって可愛らしい笑顔。
声をかけたのは良いものの言葉が詰まってしまった。
「っ……またっ!会えますかっ!」
気づけば勢いのままそんなことを口走っていた。
「…うん、会えるよ」
今日初めて会った見ず知らずの女にこんなことを言われたら誰だって気味が悪いだろう。
しかし、彼は人懐っこそうな笑みを浮かべた。
その笑みを見た時、心の中で静かに何かが落ちる音がした。
きっと、それは…私の中で初めてのもので、最後のものだったと思う。



