雨上がりの虹は綺麗で儚い~忘れられない大切な想い~

「へぇ大人ね。いいオトナだといいわね」


心良を挑発するように冷たく言い放つ光。


「あー馬鹿にしてるの!?いいもんね!私は私のレンアイを楽しむので~」


昔からおてんばで明るいのは心良。


冷たいけれど、大切に想ってくれるのは光。


そして、私。昔からこのメンバー。


こんなつまらないやり取りさえも十数年も一緒にいたら想像くらいはつく。


でも最近の心良はどっからか男を引っ張り出してきては、泣いて終わる。


これの無限ループを繰り返してる。そのたびに慰める私達の気にもなってくれるとありがたいんだけど。


そんなことを考えないのが心良のいいところであり、短所とも言えるだろう。


私達は高校二年生だった。


昔からの幼馴染でずっと一緒にいるのだ。


「大体いつもキス止まりのくせに」


なんか今、クールな顔でヤバいこと言わなかった……!?


「はぁあああ?キスまでで何が悪いのよ!?はっ!もしかして、光ヤッてんの!?」


ああ、くだらない。


キス止まりというのは否定はしないが、それ以上のことだとか想像するだけで吐き気するからマジでやめて欲しいというのが率直な本音よ……。


「ヤッててなんか悪い?」


「うっっそぉお!!私より早いとか、悔しいけどオトナね!」


光までヤッてるとか本気で吐き気してきた……。


「うるさい」


「けど!信じらんない!親友で幼馴染の私達を置き去って!」


大袈裟な。


第一、私『達』って言うな。


そんなの私は求めてないし、想像もしてないっつーの。


「じゃ、私帰るから」


「まだ話終わってないっ!!ねぇ、どー思う理沙っ!!」