その名は時間管理局


 ============== これは、勿論フィクションです。 =======
 俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋をしていたが、時間管理局に『異動』になった。俺の使命は、この未来世界(3026年)から、所謂タイムリープをして逃げた犯人を追って、『悪さ』をしていた場合、逮捕し、局に移送させることだった。殺しはしないが、痛め付けること位は許されている。
 今の俺は、『異次元のパトロール警官』。次元の『調整係』だ。

 午前9時。時間管理局。
 出勤するなり、ボスは言った。
 「五十嵐、お前は・・・殺人鬼をどう思う?」
 「人間じゃありません。以上です。」
 「うむ。反論はない。差異が生じたのは、『耳の国』。お前が、結局、敵のオンナも助けた次元だ。時間軸は、2001年12月27日。お前が憎んで止まない『バラバラ殺人死体遺棄事件』の犯人は、死刑が執行された。これがデータベースだ。ところが、3026年に、この凶悪犯とクリソツの人間が現れ、暴れた。そのため、年鑑が書き変わった。詳しいことは、睡眠学習で予習してくれ。」

 俺は、MRIに似た移送装置に横たわった。
 この頃、現場が寒い季節が多いな。それで、コートか。
 睡眠学習によると、元々粗暴だった『不動産鑑定士』が起こした事件だが、犯人は不動産鑑定士の資格を得るより前に相続をめぐって親族と傷害事件を起こしていた、殺人の被害者一家は、犯人の思い込みや勘違いから、不動産の転売に失敗。、明け渡しに応じなかった一家を皆殺しにした。
 こんな勝手な人間は、シッパーの手下候補か。阻止しないと、色んな次元・色んな時間軸で事件を起こしかねないな。
 ボクサー経験があり、粗暴な性格。そして、法学部卒。正に最悪だ。
 事件の根っこは、1982年の特別売却の物件、事件発生は1983年6月27日。しかし、ボスが言った死刑執行の日の近くでシッパーが現れているに違い無い。

 1982年。『耳の国』。
 一週間前から、様子を伺い、タイムリープを繰り返し、2001年12月27日。
 拘置所の前に佇む人物を見付け、俺は、『保安檻』に跳ばした。
 『決め手』は、服装だ。
 3026年の春の服装では寒い。
 間違い無く、サイコキネシスで拘置所から連れ出すところだった。
 幹部クラスか。今までは説得または誘拐だったが・・・。

 3026年某月某日。午後5時。時間管理局。
 俺はタイムレコーダーシステムに体内時計をスキャンさせた。
 アラームだ。
 「今回は、庇えきれないな、お前、何回タイムリープした。」
 「7回です。」
 「次回からは、回数を減らせ。報告書を提出して。明日までに沙汰を発表する。」

 午後7時。帰宅すると、覆面被ったボスがいた。
 「減給で済んだぞ。」と言い、ボスは自分も食卓に着いた。
 勘弁してよ、お義兄さん。いや、力石さん。

 3人での夕食は、すき焼きだった。

 まあ、お陰で「しとね」は勘弁して貰えるかな?と思ったら、ボスは、食ったら、さっさと帰って行った。
 「女の子らしいわよ。
 「何が?」
 「私達の子供。」
 「・・・・・。」

 ―完―

 ※「練馬一家5人殺害事件」資料。
 以下は、ウィキペディアによる資料です。
 長くなるし、酷いので、興味のない方には、お勧め出来ません。
 また、先に私見を言わせて下さい。
 当時、同じ時期に、俳優沖雅〇氏の自殺があり、マスコミは、そちらを優先しました。
 その後の展開時に「加害者擁護」を行っています。
 いつの時代でも勝手です。

 ※事件当日(1983年6月27日)朝、鑑定士A(犯人)は被害者一家6人全員の殺害計画を実行すべく、背広姿で妻に「明渡交渉に行って来る」と言い残していったん家を出た後、妻が出勤したことを見届けて自宅に戻り、用意していた紺色のトレーニングウェアとジョギングシューズに着替えてから自動車でアジトのマンション一室に立ち寄った。そして前夜に積み残しておいたリュックサックや洗剤などを自動車に積み込んだ上で被害者一家宅に赴き、11時頃からは付近を自動車で下見して逃走経路を調べたり、これから実行する犯行の重大さに逡巡するなどして時間を過ごした。その間も数回にわたって被害者一家宅付近で張り込んでいたが、「15時ごろなら妻が子供を連れて買い物に出る前で、男性以外の家族はほとんど在宅しているだろう」と確認した。

 ※Aは14時40分頃になって、被害者一家宅から西方約100mの路上に自動車を駐車して様子を窺っていたところ、三女が小学校から帰宅する姿を認めたことで「これ以上無駄に時間を過ごせば他の家族も帰宅して在宅人数が増え、全員を殺害することが難しくなる。計画を遂行するためには今乗り込むしかない」と決断し、玄能2本・トレーニングウェア・靴下・手袋などが入った手提げバッグを持って被害者一家宅に向かった。

 ※なお殺害手段は「子供は絞殺・妻も玄能で撲殺すれば十分」と考えていた一方で「被害者男性は玄能などを奪い返されて反撃される恐れがある」としてまさかりで斬殺することを決めており、次男を玄能で撲殺した点を除き、凶器を当初の計画通り使用した。また凶器の玄能・まさかりなどは隠し持っていることを一家に悟られないように仕事用のカバンに入れて持ち、いつでも使えるようカバンのファスナーを開けていた。

 ★一家5人惨殺
 ※Aは15時頃、被害者一家宅勝手口から声をかけて出てきた被害者男性の妻に「なおわずかな期待の下に」明渡交渉の件で訪問した旨を告げたが、妻は「自分はわかりません。弁護士にすべて任せている」というだけで視線も合わせず奥に戻ろうとしたため、かねてからの怒りを爆発させて「今こそ計画を実行しよう」と決意し、妻の後を追い12畳敷の洋間に侵入した。
 ※そして、「いつもばかにするんじゃないよ」などと叫びながら妻の後方に回り、手提げバッグの外側ポケットから玄能を取り出し、「もう話し合う余地はないんだな」などと叫びつつ玄能を頭部に1回振り下ろした。妻がいったん倒れつつも悲鳴を上げて逃げようとしたため、Aは男性の妻を台所まで追いかけて襟首を掴み前向きにさせると、頭部・顔面をめがけてさらに数回にわたり玄能の柄が折れるほど強打したことで、男性の妻をその場で脳挫傷に伴う失血死に至らせ殺害(撲殺)した。

 ※さらに母親の跡を台所まで追い慕い、泣き叫んでいた1歳の次男を見るや否や「泣き声が外に漏れる」と恐れて殺害を決意し、予備のもう1本の玄能に持ち替えた。その上で台所で倒れた母親にすがり付いて泣いていた次男を前方から頭部を1回強打し、次男をその場でくも膜下出血を伴う脳挫傷により死亡させて殺害した。

 ※Aは次いで居間に引き返すと、8畳の応接間に通じるドア付近で小学校1年生の三女が放心状態となり青ざめ、両手を震わせながら立ちすくんでいる姿に気づいた。Aはその三女の姿にいったんは哀れみの情を覚えつつも「殺害するしかない」と気を取り直し、その前方から玄能で頭頂部を強打すると仰向けに倒れて痙攣した三女の傍らにひざまずき、両手で首を強く絞めつけたことで三女を頸部圧迫により窒息死させて殺害した。

 ※以上のように3人を殺害したAは、すぐに死体を1階の風呂場に運び込み、解体・証拠隠滅のため周囲の血液を拭き取った。その上で妻と次男の死体からそれぞれ着衣を切り剥いだりして3人の死体を浴槽に入れ、切り取った着衣を洗濯して2階に隠し、なお残った血液を拭き取るなどして次に帰宅する家族を待ち受けていたところ、
 16時頃に小学校3年生の次女が帰宅してきたため、三女を襲ったのと同じ応接間に通じるドア付近で話しかけ「この家が今どうなっているか知っているか」と問い詰めた。

 ※「長女は遠足に行っており今日は帰宅しない」ことを確かめた後、前方から両手でその頸部を強く絞めつけ、ぐったりとなった次女を床に転がすと居間にあった電気掃除機のコードを頸部に巻き付けて強く絞め上げた上、コードを2回巻きにして重ねて強く絞め上げたことで、次女をその場で急性窒息死させて殺害した。

 ※3人と同様に次女の死体も浴槽に入れ、その着衣も洗濯して2階に隠したAは男性殺害の準備に取り掛かり、駐車させておいた自動車からまさかり1本および手袋・タオルなどの入ったビニール布製バッグを運び入れ、居間の長椅子に座るとまさかりをタオルで包み隠し、背中の辺りに置いて被害者男性を待ち受けた。

 ※同日21時30分頃になって被害者男性が帰宅すると、Aはまさかりをトレーニングウェアの下に隠して迎え入れ「明渡交渉の件で来た」旨を告げ、居間の長椅子に向かい合って座った。Aは男性に応接間で約30分間にわたり「立ち退かないことへの怒り」をぶつけ続けたが、男性が周囲を怪しむ気配だったことを見て取ると「俺のほうは事態が切迫しているんだよ」と言い放ちざまに立ち上がり、男性のみぞおちを手拳で1回殴りつけた。
 ※男性がうめいて腹を抱え前のめりになると、Aはトレーニングウェアの下から取り出したまさかりで男性の左頸部をめがけ力いっぱい切り付け、倒れこんだ男性の頭部に重ねて一撃を加えた上、さらに起き上がろうとした男性の左頸部を切りつけたことで、男性をその場で頸部損傷に基づく失血死に至らせ殺害した。

 ※こうして一家5人を殺害したAは、男性の死体を風呂場に引きずり入れて着衣を切り剥いだ上で浴槽に隠し、一方で着衣を洗濯して2階に隠すと、絨毯を水洗いし床に飛散した血液を拭き取るなどして殺害の痕跡を隠滅したが、そのころは既に22時頃になっていたため「死体の解体を今から行うと発生する物音が近隣に怪しまれる」と恐れたため、死体の解体を明朝に行うことを決めた。
 ※Aは居間の長椅子に腰掛け、冷蔵庫内にあった缶詰を食べたり死体解体の手順を考えたりしながら朝を待った