============== これは、勿論フィクションです。 =======
俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋をしていたが、時間管理局に『異動』になった。俺の使命は、この未来世界(3026年)から、所謂タイムリープをして逃げた犯人を追って、『悪さ』をしていた場合、逮捕し、局に移送させることだった。殺しはしないが、痛め付けること位は許されている。
今の俺は、『異次元のパトロール警官』。次元の『調整係』だ。
午前9時。時間管理局。
出勤するなり、ボスは言った。
「五十嵐、お前は原発をどう思う?」
「ずばり。どこかの次元で原発事故を起こした奴がいる。」
「ファイナルアンサー?」
「ファイナルアンサー。」
「残念。データベースによると、原発の事故は起こらなかったが、原発に侵入した連中が逮捕された事件があった。それが、その当該グループがいなくなった。年鑑が書き変わっている。差異は、そこにある。場所は、『侠の国』。お前が珠恵という看護師と出逢った次元だ。時間軸は、2005年。」
俺は、MRIに似た移送装置で睡眠学習をした。
2005年5月20日。『侠の国』。原子力発電所で、24人(業者3人、アルバイト21人)の老若男女達が、設置されている高さ約2.5mもの有刺鉄線つきの金網も何のその、果敢にも乗り越えて、原発の敷地内に数時間に渡り不法侵入した事件があった、ということだ。
彼らが逮捕されると都合の悪いことがあったのか?
2005年5月19日。原子力発電所。
もうすぐ日付が変る。24人の男女が侵入準備を始めた。
一人の男がスプレーを彼らにかけた。
俺は、危険を感じて、そのスプレーを消した。
恐らく。『笑気ガス』だ。
俺は、『その男を見えない鎖』で拘束した。
上空にオスプレイの陰が見えた。
成程。拉致した上、隣国に渡す手筈か。
間もなく、警備員がやってくる時間だ。
オスプレイは去って行った。
俺は、彼らを現地の警備員と警察に逮捕させる道を選んだ。
つまり、俺は、男を未来の『保安檻』に送った。
3026年。午後5時。時間管理局。
俺はタイムレコーダーシステムに体内時計をスキャンさせた。
ボスが帰ってきた。
「その時間軸の政府や警察に連絡は出来ないしなあ。シッパーは、『侠の国』の隣国に協力させて何かしようとしたのか。ギリギリセーフだったかな。『侠の国』の年鑑は戻ったよ。」
午後7時半。
「お帰りなさいませ、ご主人様。」
かな子は、三つ指ついて出迎えた。
そして、俺の股間を触って、ニッと笑った。
嫌な予感がする。気のせいだ。気のせいだ。気の・・・。
―完―
※『2005年5月20日、北海道電力の泊原子力発電所で、24人(業者3人、アルバイト21人)の老若男女達が、設置されている高さ約2.5mもの有刺鉄線つきの金網も何のその、果敢にも乗り越えて、原発の敷地内に数時間に渡り不法侵入し、ついには北海道県警に逮捕される、という珍事件があった』ことを題材にしていますが、物語はフィクションです。
クライングフリーマン
俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋をしていたが、時間管理局に『異動』になった。俺の使命は、この未来世界(3026年)から、所謂タイムリープをして逃げた犯人を追って、『悪さ』をしていた場合、逮捕し、局に移送させることだった。殺しはしないが、痛め付けること位は許されている。
今の俺は、『異次元のパトロール警官』。次元の『調整係』だ。
午前9時。時間管理局。
出勤するなり、ボスは言った。
「五十嵐、お前は原発をどう思う?」
「ずばり。どこかの次元で原発事故を起こした奴がいる。」
「ファイナルアンサー?」
「ファイナルアンサー。」
「残念。データベースによると、原発の事故は起こらなかったが、原発に侵入した連中が逮捕された事件があった。それが、その当該グループがいなくなった。年鑑が書き変わっている。差異は、そこにある。場所は、『侠の国』。お前が珠恵という看護師と出逢った次元だ。時間軸は、2005年。」
俺は、MRIに似た移送装置で睡眠学習をした。
2005年5月20日。『侠の国』。原子力発電所で、24人(業者3人、アルバイト21人)の老若男女達が、設置されている高さ約2.5mもの有刺鉄線つきの金網も何のその、果敢にも乗り越えて、原発の敷地内に数時間に渡り不法侵入した事件があった、ということだ。
彼らが逮捕されると都合の悪いことがあったのか?
2005年5月19日。原子力発電所。
もうすぐ日付が変る。24人の男女が侵入準備を始めた。
一人の男がスプレーを彼らにかけた。
俺は、危険を感じて、そのスプレーを消した。
恐らく。『笑気ガス』だ。
俺は、『その男を見えない鎖』で拘束した。
上空にオスプレイの陰が見えた。
成程。拉致した上、隣国に渡す手筈か。
間もなく、警備員がやってくる時間だ。
オスプレイは去って行った。
俺は、彼らを現地の警備員と警察に逮捕させる道を選んだ。
つまり、俺は、男を未来の『保安檻』に送った。
3026年。午後5時。時間管理局。
俺はタイムレコーダーシステムに体内時計をスキャンさせた。
ボスが帰ってきた。
「その時間軸の政府や警察に連絡は出来ないしなあ。シッパーは、『侠の国』の隣国に協力させて何かしようとしたのか。ギリギリセーフだったかな。『侠の国』の年鑑は戻ったよ。」
午後7時半。
「お帰りなさいませ、ご主人様。」
かな子は、三つ指ついて出迎えた。
そして、俺の股間を触って、ニッと笑った。
嫌な予感がする。気のせいだ。気のせいだ。気の・・・。
―完―
※『2005年5月20日、北海道電力の泊原子力発電所で、24人(業者3人、アルバイト21人)の老若男女達が、設置されている高さ約2.5mもの有刺鉄線つきの金網も何のその、果敢にも乗り越えて、原発の敷地内に数時間に渡り不法侵入し、ついには北海道県警に逮捕される、という珍事件があった』ことを題材にしていますが、物語はフィクションです。
クライングフリーマン


