その名は時間管理局


 ============== これは、勿論フィクションです。 =======
 俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋をしていたが、時間管理局に『異動』になった。俺の使命は、この未来世界(3026年)から、所謂タイムリープをして逃げた犯人を追って、『悪さ』をしていた場合、逮捕し、局に移送させることだった。殺しはしないが、痛め付けること位は許されている。
 今の俺は、『異次元のパトロール警官』。次元の『調整係』だ。

 ※前回までのあらすじ。
 とんでもない次元、『後の国』に迷い込んだ万3つのグループ。
 そして、そこを抜け出た先は『戦の国』と呼ばれる次元だった。
 その『戦の国』は、キューブ型の天体だった。
 万華鏡達は、最後の闘いに挑んだ。

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 俺は、夢かと思った。
 突然、頬を強くつねられた。
 「何が夢だって?この宿六が!闘いが終ったら、こってりお仕置きしてやる。」
 そう言ったかと思うと、止揚、いや、かな子は短く、しかし、濃厚なキスをした。
 側室達と、北野、南出は笑って見ている。
 事情を知らない桜子のグループと、アリアのグループは、呆気にとられて見ている。
 ジープから降りた連中は、目がうつろ、だ。
 かな子の合図で、後援のグループは、皆に光線銃を渡した。
 北野は言った。
 「これは、今迄の麻痺銃のアップデート版です。どこでもいい、相手の体に撃って下さい。ワンバウンドは無し、です。」
 皆は、誰に言われるまでも無く、陣形を作っては変え、変えては作って、敵に挑んだ。
 戦車やジープは、北野や南出が、光線銃で使用不能にした。
 1000人以上の『素人』は、20人以上の『プロ』には敵わなかった。
 静寂が訪れた。

 どこからか、笑い声が聞こえた。
 さっきの敵宇宙人の声だ。
 その時、要塞のカタパルトが開き、戦闘機が発進しようとした。
 ところが、シッパーの円盤が突っ込んで行き、発進不能にした。
 シッパーの副隊長のマヌの仕業だ。
 「乗り込むぞ!!」と、力石が言うが早いか、こちらのチーム全員が、要塞内に転送された。
 これは、局長と力石がテレパシー交信をして、瞬時に決めた作戦だ。
 今度は、俺達のターンだ。
 俺は、思わず声にした。
 「今度は、俺達のターンだ!!!!!!!」

 かな子と共に、メインコントロール室に進んだ俺は、そこに『蜘蛛』を見た。
 いや、蜘蛛に寄生された男だ。これが、シッパーの社長か。
 姿を見せることが出来ない訳だ。
 蜘蛛は、何かしゃべろうとした。
 かな子は、容赦なく、光線銃で撃った。
 そして、サーバルで切った。
 社長から、蜘蛛が這い出た。
 かな子は、またも容赦なく、踏みつけ、蜘蛛は潰れて死んだ。

 「私、蜘蛛、嫌いなの。」
 俺は、言葉を継ぐことが出来なかった。

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 「彼らを元の次元に戻す作業は、じっくりでいいですよ。」と、局長は俺に言った。
 「私は、何故、無事なの?万華鏡、アンタか。」
 「いや・・・だが、見当は付いてる。まあ、いいじゃないか。アンタらは、時間管理局の円盤で送るよ。」
 「留守番を頼んだ、三谷沢教授と早乙女教授によると、3026年のシッパー本部だったと思われるビルが全焼した、そうだ。これからは、自由に生きなさい。但し、歴史を弄ったら、万華鏡くんが、急行するからね。」と、局長は言った。

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 『歴史改竄』による、『差異』は止まった。
 だが、俺の仕事は無くならない。
 何故なら、俺は、サラリーマンだから。
 妻子ある、平凡な。

 ―完―

 ※「後書き」に替えて
 前作の「異次元の殺し屋・万華鏡」同様、毎日執筆・毎日投稿。150日、突っ走りました。
 読者の皆様の絶え間ない声援のお陰です。
 続編では、ありませんが、これからやっと『BFF』の執筆に取りかかれます。
 最後の三話は、一気に書きました。
 長い間のご声援、ありがとうございました。

 クライングフリーマン