その名は時間管理局


 ============== これは、勿論フィクションです。 =======
 俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋をしていたが、時間管理局に『異動』になった。俺の使命は、この未来世界(3026年)から、所謂タイムリープをして逃げた犯人を追って、『悪さ』をしていた場合、逮捕し、局に移送させることだった。殺しはしないが、痛め付けること位は許されている。
 今の俺は、『異次元のパトロール警官』。次元の『調整係』だ。

 ※前回までのあらすじ。
 とんでもない次元、『後の国』に迷い込んだ万3つのグループ。
 脱出を手伝ってくれたのは、BFFと名乗る青年だった。
 そして、抜け出た先は『戦の国』と呼ばれる次元だった。
 その『戦の国』は、キューブ型の天体だった。

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 「あああ、地球じゃない!!宇宙に跳んで来たの?」と、ミミーが言った。
 「いや、パラレルワールドの『次元膨脹』の結果出来た、『新しい次元』だ。『後の国』同様にな。多分、天体自体は、『成長途中』なのだろう。『戦の国』は、『後の国』から兵力を送り込んで、闘わせる『戦場』だな。」
 「愛子さん。じゃ、死闘ゲームですか。」と、桜子が言い、「じゃ、各次元の各時間帯に悪戯していたんじゃなく、ゲームの『駒』を探していたんですか?」と、俺は尋ねた。
 「我々も、『ゲームの駒』かも知れないな。」と、局長が溜息をついた。

 「万華鏡。私達は、覚悟は出来ている。時間を決めてくれ。『下』で落ち合おう。」
 アリアの話に異論は無かった。
 「じゃ、1時間後にしよう。ソレまでに装備を整えよう。」

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 1時間後。『戦の国』、地上。
 どこかで見た兵士が、沢山来ていた。
 俺が『平定』した次元の兵士も多い。
 俺のカン、では、これは『序の口』だ。
 ジョディーの国、諍の国の兵士もいる。
 帝の国の兵士もいる。プリンセス・エコの国だ。
 「お呼びになりまして?」と、隣にエコが並んだ。
 「躊躇いは、命取り。寝所で私に教えてくれたのを忘れましたか、万華鏡。」反対側の隣にジョディーが並んだ。
 ジョディーとエコが、剣を与えてくれた。
 そして、自分達は短剣で闘いに挑んで行った。
 躊躇うものか。俺には、かな子も、『側室』達もいるんだ。
 見れば、愛子でさえ闘っている。
 局長は、銃火器は用意していなかったが、剣や刀、棍棒、鎌、鋤、投げ縄、槍、木刀、刺股、その他を用意していた。ミミーは手裏剣がないと文句を言ったが、却下された。
 その代わり、クロスボーは持たされた。
 白兵戦は、約2時間続いた。
 殆どの兵士が倒れた時、地震が起こった。
 いや、うなりと共に現れたのは、『後の国』にあった、要塞だ。

 え?要塞ごと移動したのか?
 どこからか、声がした。
 「よくやった、地球の諸君。自己紹介しよう。君たちが宇宙人と呼ぶ異星人コーナルーだ。諸君のシッパー社長は、人質として預かっている。第二ステージで勝ったら、開放してあげよう。私は『良い宇宙人悪い宇宙人普通の宇宙人』のどれかな?尚、『人手不足』だから、『外国人部隊』を送るよ。」
 20台以上のジープと戦車で現れたのは、『動物園』の住人、だった。
 彼らは、『洗脳』されている、と聞いている。
 だが、地球人だ。

 その時、時間管理局の、もう一台の円盤が現れた。
 メンテナンス中だと聞いたのは、随分前だ。

 転送されてきたのは、次元管理局で一緒に闘った、止揚、ミカ、良子、神谷響子、敏江、尭世、悦子、俊子、みちる、ナオ、珠恵、リッキー、葉子、律子、そして北野と南出だった。

 俺は、夢を見ているのか、と思った。

 ―「その名は時間管理局150(最終回)」につづくー