その名は時間管理局


 ============== これは、勿論フィクションです。 =======
 俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋をしていたが、時間管理局に『異動』になった。俺の使命は、この未来世界(3026年)から、所謂タイムリープをして逃げた犯人を追って、『悪さ』をしていた場合、逮捕し、局に移送させることだった。殺しはしないが、痛め付けること位は許されている。
 今の俺は、『異次元のパトロール警官』。次元の『調整係』だ。

 午前9時。時間管理局。
 出勤するなり、ボスは言った。もう力石だと、ばれてるが、変な仮面を着けている。
 もう知らん振りするしかない。
 「五十嵐、お前は・・・お前、抗議デモをどう思う?」
 「正当な場合もあれば、偽装の場合もあります。俺が次元管理局で跳んだ次元は、皆、何らかの『被害者』からの悲痛な声が多かったです。」
 「この場合も当てはまるかもな。差異が生じたのは、『静の国』。お前が、冤罪に苦しむ知事を助けた次元だ。時間軸は、2011年。あるTV局があまりにも隣国寄りの放送をするので、何度も抗議デモが起こった。何度もだから、『ブジ』で済むはずもない。その後、鎮静化はするが、後年、何度もスキャンダルを起こしている。最終的に他のTV局同様、『電波オークション』が行われたことで消滅・解散した局だ。ここまでが、データベースにある真実だ。ところが、年鑑では、ある時を境に、その局は隣国所有の局になり、その周辺は独立国家になった。」
 「無茶苦茶じゃないですか。」
 「五十嵐・・・。」
 「ファイナルアンサー。」

 俺は、MRIに似た移送装置に寝転がった。
 睡眠学習によると、当時の、『静の国』の局の殆どの局に、2つの隣国の役員が居座り、『偏向放送』をしていたようだ。国民が怒るのは当然だ。
 俺は、アロハを握りしめた。
 絶対、シッパーを許せない。

 2011年8月21日。『静の国』。不遜TV。
 局では、夏恒例の『お祭り番組』が放送されていた。
 そこへ、局のシンボルでもある『巨大ミラーボール』の上に円盤が飛来、押しつぶして乗っかった。
 俺は、時間管理局の円盤に転送された。
 「タイムリープしている余裕はない。万華鏡くん。全員で乗り込んでくれ。」
 そこには、ミカ、ナオ、俊子、敏江、北野、南出がいた。
 俺達7人は、敵円盤に転送された。

 前よりも強力な麻痺銃とチームワークで、30分後、敵円盤内の敵は一掃した。
 時間管理局の円盤に戻ると、局長は、言った。
 「牽引して、敵と共に全員で未来に、3026年に帰る。万華鏡君以外は、それから、各次元の各時間帯に転送する。衝撃に備えろ!!」
 もの凄い衝撃音と共に俺達は・・・。

 3026年某月某日。午後5時。時間管理局。
 俺はタイムレコーダーシステムに体内時計をスキャンさせた。
 アラームが鳴った。
 ボスが来て、何事も無かったかのようにリモコンを操作して、音を止めた。
 「ボス。ミラーボールは?」
 「大丈夫だ。彼らが自力でなおすさ。何だったのか?とクビを傾げながら。あれ、中身空洞らしいよ。」

 午後7時。五十嵐家。
 「どうだった?今日の仕事。」
 「ああ、助っ人が6人来てくれたから助かった。」
 「決戦は遠くない、って言ってたわ。そうでないと、お腹の子供が・・・。」
 「大丈夫だよ。」
 「じゃ、ふぁいと、いっぱーっっつ。!!」

 へ?

 ―完―