その名は時間管理局


 ============== これは、勿論フィクションです。 =======
 俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋をしていたが、時間管理局に『異動』になった。俺の使命は、この未来世界(3026年)から、所謂タイムリープをして逃げた犯人を追って、『悪さ』をしていた場合、逮捕し、局に移送させることだった。殺しはしないが、痛め付けること位は許されている。
 今の俺は、『異次元のパトロール警官』。次元の『調整係』だ。

 午前9時。時間管理局。
 出勤するなり、ボスは言った。もう力石だと、ばれてるが、変な仮面を着けている。
 もう知らん振りするしかない。
 「五十嵐、お前は・・・お前、テレビがモノクロだった時代があることを知っているか?どの次元でも同じようだが。」
 「ああ。聞いたことがあります。ラジオ時代を経た者には、『絵が出るラジオ』はカルチャーショックだったとか。で、モノクロテレビ放送から、カラー・・・。」
 「ストップ。カラー放送が始まって、文化水準が上がり、経済は成長した。その放送が始まったのが、1960年だ。差異が生じたのは、『源の国』。お前が税で苦しむ民の為に、100万円相当の『全国共通商品券』を『還付金』という名目で配った次元だ。まるで、義賊だな。ここまでがデータベースにある真実だ。ところが、年鑑が書き変わった。強烈な電波障害の為、カラー放送は約1年スタートが遅れた。おかしいよね?」
 「当然です。シッパーの野郎、許さない。」

 俺はMRIに似た移送装置に横たわった。
 睡眠学習によると、テレビの放送がカラー放送に変わったのは、単に色が付いただけでなく、視聴者と送り手(放送局)の距離が縮まり、身近な電気機器になっていった。
 後年のテレビゲームにも影響した。

 1960年9月10日。『源の国』。
 首都上空に、2機の円盤が出現した。
 結果的には、一瞬の画像しか記録に残らなかったから、宇宙から『空飛ぶ円盤飛来』と言われる。
 今回は、時間管理局の円盤に俺は乗っていた。
 相棒はミカだけだった。
 「万華鏡。震え、止めてあげようか。」
 「ノーサンキュー。相棒が強力だからな。撃ち落としたら、飛ぶからな。」
 「OK。」
 それ以上、無駄口を叩く余裕は俺達には無かった。
 操縦と敵円盤攻撃は、局長に任せて、俺達は、撃ち落とされた瞬間に外に跳んだ。いや、飛んだ。
 敵円盤から飛び出した乗り組み員を片端から、俺達は『保安檻』に送った。
 地上に降りた時、ミカは猛烈にキスをしてきた。
 「これくらい、浮気じゃないよね。私は側室の一人だし。」
 そう言って、ミカは消えた。

 俺も、未来へ戻ることにした。

 3026年某月某日。午後5時。時間管理局。
 俺はタイムレコーダーシステムに体内時計をスキャンさせた。
 ボスは来なかった。

 午後7時。五十嵐家。
 幸か不幸か、ミカはいなかった。
 かな子は、『打ち水』をしていた。
 「まだ、そんなに暑くないだろう。」
 「ううん。道路工事。電線地下化は終っても、まだまだ、配管工事はあるからね。」
 「成程。空気の浄化か。」

 着替えをしていると、「アンタも浄化あいないとね。」と、パンツを引きずり下ろされた。」
 気候は暑くなってきたが、かな子は年中熱い。

 ―完―

 ※カラーテレビ(アメリカ英語:Color television, イギリス英語:Colour television)は、映像に色が付いているテレビジョン放送、またはこれに対応したテレビ受像機である。

 ※現在の日常では「カラーテレビ」という用語はほとんど使われない。その理由は、カラーテレビが1970年代や1980年代に各国で標準化し、わざわざ「カラー」という標識(修飾語)をつけることが"冗長"だと感じられるようになったからである。

 ※現在では「カラー」を省略して単に「テレビ」と言う。「カラーテレビ」のほうは現在では基本的に、テレビの歴史 (英語版) を解説する際に使う用語、あるいは博物館の展示品などで使われる用語である。