その名は時間管理局


 ============== これは、勿論フィクションです。 =======
 俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋をしていたが、時間管理局に『異動』になった。俺の使命は、この未来世界(3026年)から、所謂タイムリープをして逃げた犯人を追って、『悪さ』をしていた場合、逮捕し、局に移送させることだった。殺しはしないが、痛め付けること位は許されている。
 今の俺は、『異次元のパトロール警官』。次元の『調整係』だ。

 午前9時。時間管理局。
 出勤するなり、ボスは言った。もう力石だと、ばれてるが、変な仮面を着けている。
 もう知らん振りするしかない。
 「五十嵐、お前は・・・お前、TVは大きい方がいいか小さい方がいいか?」
 「小さい方がいいです。」
 「そうか。差異が生じたのは・・・。」
 「ボス、もう納得ですか?」
 「正直、どうでもいい。観ないし。あ、『転の国』、覚えてる?お前が、ナオと一緒に隣国の『工作』を防いだ次元だ。」
 「ああ、洗脳にかかった連中がいたんだった。」
 「うん。次元の差異。時間軸は、2001年。『転の国』で初めて影響TVを発明し、大画面化も成功した。映画館で映画を観ているようだ、と世界から絶賛されることになった。後年、ライバル社に追い抜かれ、液晶に拘り過ぎて倒産、他国の企業に吸収合併される羽目になった。だが、その成功のスタート地点が無くなった。『転の国』の年鑑では、発表寸前で、『盗作騒ぎ』が起こった。
 新しい液晶TVは発表することもなく、20年近く業績が落ち、倒産した。結果は同じでも、経緯はまるで違う。」
 「いつかの事件と似てますね。多分、シッパーが盗んで、隣国に設計図や書類を売ったんだ。」

 MRIに似た移送装置に横になると、いつものコートがあった。
 睡眠学習によると、爆発的に売れて行ったのをみて、創業者の子孫が液晶に拘ったのが躓きの石だったようだ。内部に大勢スパイがいる、との噂もあり、技術者の離職も相乗作用になったようだ。

 2001年1月1日。『転の国』。
 新作発表する筈だった本社ホールは静まり返っていた。
 表の立て看板には、事情が説明してある。
 「一週間前だよ、万華鏡。」
 「声に振り返ると、ナオがいた。
 「調べたのか。」
 「ああ。早くお前を食べたい。」
 「え?」
 「あ・・・早く片づけてシュークリーム食べたい。」
 「その時間軸に案内してくれ。」
 「心得た。」
 ナオは、俺に抱きついた。
 抱擁愛撫の為じゃない。
 一気に跳ぶ為だ。
 いた。本社の連中がクリスマスパーティーをしている中、忍び込む奴がいた。
 俺とナオは、一気に奴を『保安檻』に送った。
 間もなく、隣国のスパイの男がやってきた。
 「どうする?」
 「里帰りだな。帰省シーズンだし。」
 男は、消えた。

 3026年某月某日。午後5時。時間管理局。
 俺はタイムレコーダーシステムに体内時計をスキャンさせた。
 ボスは来なかった。

 午後7時。五十嵐家。
 やけに五月蠅いな、と思ったら、向かいの電気店だ。
 「何、あれ?」
 「レトロンTV。液晶だけど、本体自体もサイズ自由自在だって。今時、要ると思う?」
 「要らないな。」
 「でも、買っちゃった。ボーナス払いで。」
 俺は、気絶した。

 ―完―

 ※大画面市場は2026年から2033年にかけて年平均12%以上の成長が見込まれ、4K/8K有機EL(OLED)や100インチ超の液晶テレビ、高精細なスマホ画面(iPhone 16 Pro、Pixel 9 Pro等)で激しい技術革新競争が続いています。ハイセンスやLGが100インチ前後の巨大モデルを展開し、映画館のような高精細映像体験が家庭で日常化しています。
 ※主な大画面競争の動向:
 ※テレビ市場: ハイセンスが116インチの液晶テレビを公開するなど、100インチ超えが現実的なラインになりつつあります。韓国LGは世界最大97型の有機ELテレビを市場に投入しています。また、4K・8Kの高解像度化に加え、OLEDやQLED技術が標準となりつつあり、高画質化競争が激しい。

 ※スマホ市場: 画面の大型化と高リフレッシュレート化が進み、iPhone 16 ProやGoogle Pixel 9 Pro、Galaxy S25 Ultraが上位を占める人気ランキングが展開されています。
 ※映画館: グランドシネマサンシャイン池袋のような、IMAXレーザー/GTテクノロジーを導入した約26メートル幅の巨大スクリーンが、映画の没入体験を最大化しています。
 ※今後の成長性: 大型ディスプレイ市場は、技術の進歩(Micro LED技術など)と需要の増加により、2030年代に向けても堅調な成長が予測されています。

 ※このように、単に「大きい」だけでなく、「高精細」「高輝度」を追求する大画面競争は、家庭用機器から公共空間のディスプレイまで幅広い分野で進化し続けています。
 (Google検索より)