その名は時間管理局


 ============== これは、勿論フィクションです。 =======
 俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋をしていたが、時間管理局に『異動』になった。俺の使命は、この未来世界(3026年)から、所謂タイムリープをして逃げた犯人を追って、『悪さ』をしていた場合、逮捕し、局に移送させることだった。殺しはしないが、痛め付けること位は許されている。
 今の俺は、『異次元のパトロール警官』。次元の『調整係』だ。

 午前9時。時間管理局。
 出勤するなり、ボスは言った。もう力石だと、ばれてるが、変な仮面を着けている。
 もう知らん振りするしかない。
 「五十嵐、お前は・・・お前、牛乳や牛肉は好きか?」
 「好きです。その料理を作る、かな子はもっと好きです。」
 「惚気るなよ。今回の差異は、『干の国』。お前が、局次長からの指示で、隣国問題に揺れる当地に向かった次元だ。時間軸は2001年。牛乳製造販売会社霜印総合のグループで、政府の補助金を不正請求が明るみに出た。結果、大幅な事業再編成を余儀なくされた。そして、廃業・解散した。ここまでが、データベースの真実だ。そして、『干の国』の歴史が少し書き変わった。社長が行方不明になったんだ。」
 「それが、シッパーですか。詰まり・・・。」
 「つまらん事件に見えても、お前がやってくるのを見越しての作戦なのだろう。」

 MRIに似た移送装置には、コートがあった。
 そうか、冬か。
 睡眠学習によると、連続した偽装事件で、解体止むなし、の事案だった。
 他の業種にも見られたが、「トップであるが為の欺瞞」が招いた結果だった。
 その後。合併した会社で復帰したが、茨の道だったという。
 この頃、老舗による「不正」により、人々の不安は続いたという。

 2005年8月12日。『干の国』。
 コート片手に、本社前に来たが、やはり誰もいない。
 2002年2月22日。
 タイムリープしてやってきた。会社の清算が決まった日だ。
 本社前に佇んでいた社長に声をかける者がいた。
 「やり直せばいいんですよ。」
 「隣国の子会社にして、乗っ取り完了か。また、食中毒が増えるな。」
 「やっぱり来たか。万華鏡。」
 俺は、突然現れた戦車に撃たれた。
 間一髪、上空に来ていた、時間管理局の円盤に俺は転送された。
 中にいたのは、次元管理局の局次長だった。
 「万華鏡。5分後に奴らが来る。判ってるな。」
 「はい。」

 5分後。もう一機の円盤が現れ、敵の兵隊が戦車の側に降り立った。
 皆、迷彩服を着ている。
 「コートは預かっておくよ。」と送り出してくれた時間管理局の局長の合図で、次元管理局の局次長と俺は、下に「飛んだ」。飛びながら、次々と奴らを『保安檻』に送った。
 地上に降りた時、援軍の兵隊は皆消えた。
 戦車の乗り組み員は、降りて来た。
 俺は、奴らを『保安檻』に送り、局次長は戦車を消した。
 上空を見上げると、円盤は2機ともいなかった。
 「後は任せて、帰れ、万華鏡。愛妻の元にな。」
 俺は、腕時計に触り、3026年に戻った。
 社長さんよ、やり直すんだ、コアなファンの為に。
 そう言ってやりたかったが、『時間干渉』は出来ない。
 だから、局次長は、その台詞を俺に言わせなかった。

 3026年某月某日。午後5時。時間管理局。
 俺はタイムレコーダーシステムに体内時計をスキャンさせた。
 ボスがやってきた。
 「助っ人が来るまで時間がかかる。決戦まで踏ん張ってくれ。」
 「はい。」

 午後7時。五十嵐家。
 「どっちだと思う?」
 「何が?」
 「男の子か、女の子か。」
 「もう判ったのか。」
 「女の子よ。名前、考えておいて。でも、お妃は、寂しいの。」
 何故、浴衣を着ていたか、判った。
 1枚脱げば、完了だからだ。

 サービスタイムだな。
 ―完―

 ※雪印牛肉偽装事件(ゆきじるしぎゅうにくぎそうじけん)とは、2001年(平成13年)10月に日本で起きた、雪印食品株式会社による補助金詐取事件。2002年(平成14年)から2004年(平成16年)に発覚した牛肉偽装事件の最初の事件である。

 ※本事件により、BSE関連の補助金詐欺の実態が暴露され、他の補助金詐欺事件が発覚するきっかけともなった事件である。

 ※事件の概要
 ※2001年9月10日、日本産牛肉に牛海綿状脳症(BSE)にかかったものがあることが農林水産省から発表された 。これを受けて農林水産省がBSE対策として実施した、全頭検査前の国産牛肉買い取り事業を悪用し、2001年10月に雪印食品関西ミートセンター(兵庫県伊丹市)のスタッフが、外国産の安価な牛肉を国内産牛肉のパッケージに詰め替え、農林水産省に買い取り費用を不正請求し、2億円の補助金を騙し取っていた。

 ※2002年1月、偽装が行われた現場の一つである西宮冷蔵の水谷洋一社長がマスコミに告発を行い、偽装が発覚。雪印食品はこの事件で社会的信用が失墜したことから経営が急速に悪化し、廃業・解散した(清算)。

 ※雪印食品の親会社である雪印乳業(現:雪印メグミルク)を中心とする雪印グループはちょうど前年に発生した雪印集団食中毒事件からの再出発を図ろうとしていた最中だったが、本事件の発覚により再度大打撃を被り、経営支援とグループ解体を伴う大幅な事業再編成を余儀なくされた。

 ※発覚から会社清算まで
 ※2002年
 ※1月23日:取引があった冷蔵会社・西宮冷蔵の内部告発によって発覚。
 ※1月28日:雪印食品が国内産牛肉の産地を偽っていたことを発表
 ※1月29日:この責任を取って雪印食品の社長が即刻辞任、同時に食肉部門からの撤退を発表。
 ※2月1日:詐欺罪容疑で農林水産省近畿農政局が告発。
 ※2月2日:兵庫県警察本部などの合同捜査本部が雪印食品本社や関西ミートセンターを捜索
 ※2月22日:経営再建を断念、会社を清算(解散)する方針を固める
 ※3月7日:偽装工作に関わっていた関西ミートセンター長ら19人を懲戒解雇。
 ※3月30日:営業業務を全て終了、翌日付で社員を解雇。
 ※4月26日:雪印食品臨時株主総会開催。会社の解散を決議、4月30日正式に解散。
 ※5月10日:事件の主犯格とされる本部長ら5人を、詐欺罪の容疑で合同捜査本部が逮捕(その後、2004年7月に元専務ら2人が無罪判決)
 ※2005年8月12日:雪印食品の清算が完了、雪印食品株式会社は法人として完全消滅。(Wikipediaより)