============== これは、勿論フィクションです。 =======
俺の名は、加賀見進。別名「異次元の殺し屋・万華鏡」。次元を渡り歩く殺し屋をしていたが、時間管理局に『異動』になった。俺の使命は、この未来世界(3026年)から、所謂タイムリープをして逃げた犯人を追って、『悪さ』をしていた場合、逮捕し、局に移送させることだった。殺しはしないが、痛め付けること位は許されている。
今の俺は、『異次元のパトロール警官』。次元の『調整係』だ。
午前9時。時間管理局。
出勤するなり、ボスは言った。もう力石だと、ばれてるが、変な仮面を着けている。
もう知らん振りするしかない。
「五十嵐、お前は・・・高慢な人間をどう思う。」
「ボスじゃないですよね。あ、シッパーの奴らは高慢ですね。自分らを高みから見ている。」
「よく出来た。今回、差異が生じたのは、『無の国』。お前が、力石と協同作戦で高慢な女性大臣を懲らしめた次元だ。」
力石と、協同作戦って、自分でしょうが。
「ん?何か?」
「いえ。で、時間軸は?」
「うん。2002年。有名なモーター、浜渕モーターの創業者宅で、社長の妻と長女を殺害し、放火した放火殺人犯の2人が、他にも犯行を重ねた。増長して連続して犯行を行ったんだ。同年9月に『歯科医師強盗殺人事件』、同年11月に『金券ショップ経営者妻殺害事件』と続いた。一連の事件は、『広域重要事件』に指定された。そして、死刑囚になった。ココまでがデータベースだ。ところが、同年10月に『強姦事件』を起こし、11月の事件は、無かったことになった。無論、その時、逮捕され、裁判が行われ、刑も確定した。」
「シッパーの仕業として、何でそんな込み入ったことを?」
「歴史の改竄だよ。奴らにとって、誰が死のうが知ったこっちゃない。割り込んだ事件によって、世間は混乱したが、それは目的じゃない。局長にも言われたように、敵はお前の存在を知って、能力者を送ってきている。下っ端じゃない。充分気をつけろ。」
「はい。」
MRIに似た移送装置で睡眠学習を受けると、モーターの歴史を作った人の放火殺人は、とてもショッキングで、証拠は無かったが、隣国のスパイ・ヒットマン説も流れたようだ。万一、その通りだとすると、後の事件は『煙幕』ということになる。
どの次元でもそうだったが、隣国の干渉や侵略がない国は無かった。
そして、簡単に侵略出来なくとも、「過去への怨念・仕返し」がつきまとっていた。
「恥をかかす」ことも、侵略に勝ったことになるのだ。
2002年10月1日。『無の国』。
帰宅途上の高校生を襲おうとするシッパーの手先がいた。
俺は、シッパーの手先に向け、拘束銃を撃った。拘束銃は、ロープが伸びて捕縛する武器だ。
シッパーは、それを交わした。
ところが、別の拘束銃が、シッパーを捕えた。
それは、ミカが撃った拘束銃からの捕縛だった。
俺は、すかさず『保安檻』に、奴を送った。
「万華鏡。第一夫人の、『ねえさん』、差し置いてセック〇したい欲望はあるけど、今は万華鏡自身も『時間』に縛られているんだったな。これで勘弁してやる。」
そう言って、ミカは、俺にキスをした。
3026年某月某日。午後5時。時間管理局。
俺はタイムレコーダーシステムに体内時計をスキャンさせた。
アラームは鳴らない。
「ご苦労。簡単にタブレットに録音してくれ。ミカは役に立ったか?」
「はい。助かりました。」
俺は、口頭報告を録音すると、帰途に着いた。
午後7時。我が家に帰宅。
悪い予感は当たった。
ミカは、かな子とカラオケしていた。
着替えると、すき焼きが待っていた。
「やっぱり、今夜3〇、しようよ。」
どうしても、こんなオチか。
トホホ。
―完―
※※マブチモーター社長宅殺人放火事件(マブチモーターしゃちょうたく さつじんほうかじけん)は、2002年(平成14年)8月5日午後、千葉県松戸市常盤平にあったマブチモーター社長(当時)・馬渕隆一(まぶち たかいち / 同社創業者・馬渕健一の弟)宅で発生した強盗殺人・放火事件。
※主犯格の小田島 鐵男(おだじま てつお)ら本事件の死刑囚の男2人は、馬渕の妻A(事件当時66歳)と長女B(事件当時40歳)を絞殺し馬渕宅を放火した。
※主犯格の小田島ら本事件の死刑囚の男2人は本事件以降も同年9月24日に東京都目黒区歯科医師強盗殺人事件(とうきょうとめぐろく しかいし ごうとうさつじんじけん)、さらに同年11月21日には千葉県我孫子市金券ショップ経営者妻殺害事件(ちばけんあびこし きんけんショップけいえいしゃ つま さつがいじけん)と計2件の強盗殺人事件を起こしており、一連の連続殺人事件は「警察庁広域重要指定124号事件」に指定された。
※私見ですが、この前後にも、重要事件を起こしており、『加害者擁護』は、マスコミの『傲慢』だと思います。


