「ここってなんの神様がいるんだっけ?」
「恋愛成就だって。仲良しの夫婦の神様が居るんだって!」
そんな会話がこだまする神社の片隅。
今は亡き巫女姫が眠る神社にはいつも彼女の縁者が沢山立ち寄っている。
現世なのに半幽世のようになっている神社は恋愛成就、家庭円満のパワースポットと呼ばれている。
境内には鳥や花が数多くあり、温かみを感じることもできる。
そんな神社に一人の少女がやってきた。
少しのお賽銭を投げて、少女は祈った。
『どうか、私にも愛してくれる人が現れますように』
その願いは、届く。
巫女姫のような幸せを、運んでくれるだろう。
彼女もまた次代の巫女姫だったから。
それを見守るように、現れた巫女姫は微笑む。
『大丈夫よ、きっとあなたに会いに来てくれるわ』
その声は届かないけれど、ふっと少女は空を見上げた。
ひらひらと時期ではないのに落ちて来た桜の花びらを捕まえた。
それは神様が与えた印。
神話の話が今再び現世に現れる。
待ち続けた神様と少女が出会う次なる物語は、再び始まろうとしている。
そこにあるのは慈しみと愛、優しさの物語。
了
「恋愛成就だって。仲良しの夫婦の神様が居るんだって!」
そんな会話がこだまする神社の片隅。
今は亡き巫女姫が眠る神社にはいつも彼女の縁者が沢山立ち寄っている。
現世なのに半幽世のようになっている神社は恋愛成就、家庭円満のパワースポットと呼ばれている。
境内には鳥や花が数多くあり、温かみを感じることもできる。
そんな神社に一人の少女がやってきた。
少しのお賽銭を投げて、少女は祈った。
『どうか、私にも愛してくれる人が現れますように』
その願いは、届く。
巫女姫のような幸せを、運んでくれるだろう。
彼女もまた次代の巫女姫だったから。
それを見守るように、現れた巫女姫は微笑む。
『大丈夫よ、きっとあなたに会いに来てくれるわ』
その声は届かないけれど、ふっと少女は空を見上げた。
ひらひらと時期ではないのに落ちて来た桜の花びらを捕まえた。
それは神様が与えた印。
神話の話が今再び現世に現れる。
待ち続けた神様と少女が出会う次なる物語は、再び始まろうとしている。
そこにあるのは慈しみと愛、優しさの物語。
了



