「ねえ、ずっと気になってたんだけど、その、宝石の名前は何?」
僕が思わず聞くと最終準備をしていた女子達は手を止めてこちらを見た。
「え、知らなかった?」
説明によると、みゆと康太は王子でかっこよくて頭文字にTがついてるから、トパーズ王子。僕と連は可愛いらしくて、二人とも頭文字がDがつくからダイアモンド男子。四人一緒にいるときは宝石男子って呼ばれてるらしい。
「え、僕ってかわいいの?」
「?うん。目も大きくて、愛嬌もいいし、結構好きな子多いよ?なんで恋人作らないの?」
学校の中では当たり前だったようで「今更?」と言った顔をしている。え、僕のこと好きな子っていたの?!
「恋人欲しいけど告白とかする勇気ないし、されないんだよね。」
思わず本音が出たけど、この子達に話す必要ないよね。しかもこんな話題困るよね。
「ふーん。まあ、あんなに距離が近いのは最初は驚いたけど、慣れたら、いや、慣れるしかなかったし、あんな執着の強い夫が居たら無理だよねー!」
女の子達はこういう話題に慣れてるのか、笑い飛ばしてくれた。話しながらビブスを持ち運ぶ。距離近い?確かに幼なじみだよね?ってこの間思ったけど。ってか夫って。
「夫って、みゆのこと?」
「うん。一部の生徒には有名だよ。東堂君と堂本君は夫婦だよね!って!」
僕は思わずビブスを落としてしまった。顔も一気に熱くなり心臓がうるさい。
「知らなかった?まあ、一部だからね!」
そう言いながら女の子達は違う作業をしに消えていった。夫婦って変でしょ。そう思いながらも心の奥底の自分は喜んでいるという何とも変な気持ちだ。
「あ!陽太!」
大好きな低音の声に振り返る。やはりお兄ちゃんがいた。僕は小走りで近寄る。
「陽太君。こんにちは。」
お兄ちゃんの後ろから、康太のお兄ちゃんも出てきた。二人は仲いいから一緒に来たのだろう。雰囲気もいつも似てる。
「こんにちは!康太、呼んできましょうか?」
「ううん。大丈夫。気づいてない康太を見る方が、学校の康太を見れて新鮮だからね。ありがとう。」
康太のお兄ちゃんは聖母のように優しく微笑んで康太を捜している。
「陽太はあんまり出ないのか?」
「うん。僕は裏方が多いかな!」
お兄ちゃんは少し残念そうにカメラを構えていた手を下す。
「でも久しぶりに弟の姿を見れて嬉しいよー!」
お兄ちゃん達は大学生で二人とも家にいるけど、バイトとか友達と遊ぶとかで忙しくてあまり家にいない。だから嬉しいのかみゆとは違って苦しいぐらい抱きしめられる。
「お、お兄ちゃん!」
「お久しぶりです。陽太のお兄さん。」
みゆの声がしたけど顔を見なくても分かる。他の人は普通だと思うが僕は慣れてるから分かるけど嫉妬してる声だ。
「おお。久しぶり!元気だったか?!」
「元気です。とりあえず陽太を離してくれませんか?」
お兄ちゃんはみゆの事も可愛がっているが、みゆは僕と距離が近いから嫌みたい。みゆは見えないけど僕の肩に手をのせている。
「分かったよ!ってかお前ら仲良さそうでよかったよ!……みゆ、あとで話さそうな!二人で!」
お兄ちゃんは離してくれたが今度はみゆが捕まったようだ。離されてみゆの方に向くとみんなに見せる作った笑みだった。
その後はすぐに康太にバレて康太は嬉しくて張り切っていた。
「堂本君。本当にありがとう!!」
開会式が終わり、応援団が始まった。王子二人の登場のため、他のクラスの子もみゆ達のクラスを応援していて男子達が落ち込んでいた。
「かっこいいな。」
そう呟いていると、みゆと目が合って、一瞬で真剣な表情から花のように微笑んでいた。
「み、「きゃー!」」
周りの女子がバタバタと倒れていく。僕に向かってのように見えたが違ったかな?心臓を服の上から手で掴み、抑えながら見ていた。
「いやー、まさか逆転勝ちとは。」
みゆの応援団が終わった後は僕らのクラスは負け続けていた。だが、みゆと康太が主に強くて何とか勝てた。理由は分かっている。みゆと康太も強かったけど、勝ち負けなんか関係ない!と二人を応援していた他のクラスの女子を見て、敵クラスは戦意喪失していた。そして見事に逆転勝して、今、みゆと康太は囲まれている。
「陽太!先に帰るか?」
保護者はもう帰るみたいで、お兄ちゃんが久しぶりに一緒に帰れるか?と目を輝かせながら、声をかけてくれた。
「ごめん。片付けがあって。先帰ってて!」
「……おう。」
お兄ちゃんは肩の力が抜けて、顔もテンションもすべてが下がっていながら、康太のお兄ちゃんに背中を撫でられながら帰っていった。
「疲れた!」
全部片づけが終わり、そう言いながら帰った。みゆは片付けがないから、お兄ちゃんに捕まったようで、いなかった。
僕が思わず聞くと最終準備をしていた女子達は手を止めてこちらを見た。
「え、知らなかった?」
説明によると、みゆと康太は王子でかっこよくて頭文字にTがついてるから、トパーズ王子。僕と連は可愛いらしくて、二人とも頭文字がDがつくからダイアモンド男子。四人一緒にいるときは宝石男子って呼ばれてるらしい。
「え、僕ってかわいいの?」
「?うん。目も大きくて、愛嬌もいいし、結構好きな子多いよ?なんで恋人作らないの?」
学校の中では当たり前だったようで「今更?」と言った顔をしている。え、僕のこと好きな子っていたの?!
「恋人欲しいけど告白とかする勇気ないし、されないんだよね。」
思わず本音が出たけど、この子達に話す必要ないよね。しかもこんな話題困るよね。
「ふーん。まあ、あんなに距離が近いのは最初は驚いたけど、慣れたら、いや、慣れるしかなかったし、あんな執着の強い夫が居たら無理だよねー!」
女の子達はこういう話題に慣れてるのか、笑い飛ばしてくれた。話しながらビブスを持ち運ぶ。距離近い?確かに幼なじみだよね?ってこの間思ったけど。ってか夫って。
「夫って、みゆのこと?」
「うん。一部の生徒には有名だよ。東堂君と堂本君は夫婦だよね!って!」
僕は思わずビブスを落としてしまった。顔も一気に熱くなり心臓がうるさい。
「知らなかった?まあ、一部だからね!」
そう言いながら女の子達は違う作業をしに消えていった。夫婦って変でしょ。そう思いながらも心の奥底の自分は喜んでいるという何とも変な気持ちだ。
「あ!陽太!」
大好きな低音の声に振り返る。やはりお兄ちゃんがいた。僕は小走りで近寄る。
「陽太君。こんにちは。」
お兄ちゃんの後ろから、康太のお兄ちゃんも出てきた。二人は仲いいから一緒に来たのだろう。雰囲気もいつも似てる。
「こんにちは!康太、呼んできましょうか?」
「ううん。大丈夫。気づいてない康太を見る方が、学校の康太を見れて新鮮だからね。ありがとう。」
康太のお兄ちゃんは聖母のように優しく微笑んで康太を捜している。
「陽太はあんまり出ないのか?」
「うん。僕は裏方が多いかな!」
お兄ちゃんは少し残念そうにカメラを構えていた手を下す。
「でも久しぶりに弟の姿を見れて嬉しいよー!」
お兄ちゃん達は大学生で二人とも家にいるけど、バイトとか友達と遊ぶとかで忙しくてあまり家にいない。だから嬉しいのかみゆとは違って苦しいぐらい抱きしめられる。
「お、お兄ちゃん!」
「お久しぶりです。陽太のお兄さん。」
みゆの声がしたけど顔を見なくても分かる。他の人は普通だと思うが僕は慣れてるから分かるけど嫉妬してる声だ。
「おお。久しぶり!元気だったか?!」
「元気です。とりあえず陽太を離してくれませんか?」
お兄ちゃんはみゆの事も可愛がっているが、みゆは僕と距離が近いから嫌みたい。みゆは見えないけど僕の肩に手をのせている。
「分かったよ!ってかお前ら仲良さそうでよかったよ!……みゆ、あとで話さそうな!二人で!」
お兄ちゃんは離してくれたが今度はみゆが捕まったようだ。離されてみゆの方に向くとみんなに見せる作った笑みだった。
その後はすぐに康太にバレて康太は嬉しくて張り切っていた。
「堂本君。本当にありがとう!!」
開会式が終わり、応援団が始まった。王子二人の登場のため、他のクラスの子もみゆ達のクラスを応援していて男子達が落ち込んでいた。
「かっこいいな。」
そう呟いていると、みゆと目が合って、一瞬で真剣な表情から花のように微笑んでいた。
「み、「きゃー!」」
周りの女子がバタバタと倒れていく。僕に向かってのように見えたが違ったかな?心臓を服の上から手で掴み、抑えながら見ていた。
「いやー、まさか逆転勝ちとは。」
みゆの応援団が終わった後は僕らのクラスは負け続けていた。だが、みゆと康太が主に強くて何とか勝てた。理由は分かっている。みゆと康太も強かったけど、勝ち負けなんか関係ない!と二人を応援していた他のクラスの女子を見て、敵クラスは戦意喪失していた。そして見事に逆転勝して、今、みゆと康太は囲まれている。
「陽太!先に帰るか?」
保護者はもう帰るみたいで、お兄ちゃんが久しぶりに一緒に帰れるか?と目を輝かせながら、声をかけてくれた。
「ごめん。片付けがあって。先帰ってて!」
「……おう。」
お兄ちゃんは肩の力が抜けて、顔もテンションもすべてが下がっていながら、康太のお兄ちゃんに背中を撫でられながら帰っていった。
「疲れた!」
全部片づけが終わり、そう言いながら帰った。みゆは片付けがないから、お兄ちゃんに捕まったようで、いなかった。
