恋人になって一週間。今日は太陽が強く出てきて、眩しい夏休み初日で、みんなで勉強会をする。恋人になって幸せだ。中学の頃より近づいて、触れ合いもしているし、甘い言葉や日常の会話は与えてくれる。
「行こう。」
支度が終わるとちょうどみゆが家に来た。今日は連の家で勉強会を行う。康太は用事が連の家の近くだからそこから向かうから先に行ってるらしい。
「姉さん、まだ最近忙しいみたいで陽太の家に行くの少し先みたい。」
「……そっか。」
話しながらみゆの手が目に入る。少しだけ。恋人だからいいよね?
「陽太?」
勇気を出して手を伸ばして掴む。恋人になったかの確かめでしたけど少し恥ずかしい。
「少しだけ。……繋いでいてもいい?」
「……いいよ。」
繋いだ手はどちらの体温か夏のせいか熱くなってきた。
「いやー疲れた!!」
二人で向かい皆揃い、勉強して数時間。四人とも友達だけの勉強会にしては珍しく集中して、無言で宿題を進めた。そして今は休憩。
「なあ、夏休み。なんかしたいよな。」
「ねー。俺、どっか出かけたいな。」
休憩のため皆で夏休みの話をする。連と仲良くなって初めての夏休みだから連は張り切っている。僕ら三人は高1の時だけ一緒に遊んでいたけど。その時は夏祭りとか行ったな。
「うーん。どこがいいかな。」
「ただいま!」
「おっと。帰って来たか。もっと遅くなると思ったのに……。」
夏休みの話をしていると、誰か帰ってきた。連が一人でブツブツ文句を言っていると、声の主の奈緒さんが帰ってきた。
「え!なんでいるの!」
奈緒さんは忘れてたらしく荷物を落としている。そして僕を見つけてアイドルじゃないのに手を振ってくれたから、三人の視線を感じながら手を振り返す。
「本当に陽太君は素直でいい子!あ、おやつと飲み物だけとって部屋に行きますのでお気になさらず!」
奈緒さんはおやつが違う部屋にあるのか部屋を移動したり、飲み物を注ぐ音がする。
「まあ、いいや。それでどこ行く?」
「うーん」
「うんうん。もしかして出かける先が見つからない?」
連のすぐ横で頬杖をして頷いている。あまりに自然に近づいてきて僕らは頷いて、ハッとなる。
「うわ!」
連も気づいてなかったのか椅子から落ちる。心配して声をかけるが、奈緒さんはいつものことだから!と笑っている。やっぱり連の言うことは本当だったんだ。
「何すんだよ!」
「じゃあいいの?せっかくお姉さまがいい旅行先を上げようとしたのに!」
その言葉に皆、真剣な表情になる。そして康太が連に謝れと説得させてる。連も仕方ないと思ったのか、誤って聞いている。
「教えてあげましょう!それはね。
キャンプよ!」
「きゃ、キャンプ!?」
皆で声を揃えて悲鳴のように叫ぶ。まさかの言葉に次の瞬間、連は立ちあがって、僕は両手を上げて、康太とみゆはさっそく調べている。
「でもそんな急に取れないだろ?しかもどうやって行くんだよ。」
「私が計画なしで言ったと思う?ちゃんと取ってあります!しかも送りも私がやります!」
「え!?俺たちのために!?」
その言葉に自信満々だった奈緒さんは止まる。そしてごにょごにょと何か言っている。連は思い出したようで納得していたので聞くと奈緒さんは友達にドタキャンされたと軽く連に話していたらしい。
「いいのよ!こんなに可愛い子たちと行けるんだから!じゃあ、決定で!!」
そして急遽、行くことが決定した。
「楽しみだね。」
その後の勉強会は調べることで忙しかった。その間もみゆとは隣同士で肩が触れ合うたび、距離を置かれてた頃とは違うんだ。失ってないんだと思えて幸せだった。
「陽太、暑いかもだけど、あれは持っていくなよ?」
「あれ?」
「アイス。」
えー!と僕は頭を抱える。暑いから余計に食べたいのに!!それを見たみゆは柔らかくて、眩しいぐらい明るい笑みを見せる。
「はは。冗談。クーラーボックスに入れて持っていくよ。」
「本当!?」
冗談はやめてよ!とみゆの背中を軽く叩く。こうやって触れ合えるって本当に幸せだな。
「じゃあ、またな。」
「うん。」
「陽太?」
分かってる。ここで引き留めても仕方ないって。でも名残惜しくて、みゆの服の裾を掴む。
「どうかした?」
「……ううん。やっぱり何でもない。またね。」
一瞬止まって触れたいけど触れていいのか分からなくてすぐに離す。
「またな。」
みゆは僕の頭に手を一瞬だけのせてすぐに離れたけど触れて嬉しかったのが顔に出ている。
「ふふ、」
僕は心臓がうるさいけど心地よかった。ただでさえ体の外も暑いのに、僕の体の芯も熱かった。
あれから5日後、キャンプの日が来た。この5日間、みゆとは会っていて、段々恋人の緊張が取れて気が付いたら恋人らしくなってきた。
「今日はよろしくお願いします。」
みゆと康太の三人で連の家へ向かう。家の前に着くと八人乗りの車が置いてあった。レンタルらしい。
「本当に陽太君は素直だし、二人は礼儀がなってていい子。本当に連、いいなー。」
そんな話をされながら車へ乗る。
「では出発進行!!」
「それにしても奈緒さんすごい荷物だね。」
僕がこそっと連に聞くと両手を上げている。話を聞くと、普段はもっと少ないけど僕らがいるから張り切っていつの間にかこんなに増えたらしい。
「……怖いことが一つ。
中に入ってるのはほとんどが遊びだ。」
連は怖い話をするように説明してくる。思わず僕は大声が漏れそうになるのを連に抑えられる。
「今は上機嫌だから余計なこと言うな。もし機嫌を損ねたら被害は俺だ!」
怖い話より怖い話を聞きながらキャンプ場まで向かった。
「行こう。」
支度が終わるとちょうどみゆが家に来た。今日は連の家で勉強会を行う。康太は用事が連の家の近くだからそこから向かうから先に行ってるらしい。
「姉さん、まだ最近忙しいみたいで陽太の家に行くの少し先みたい。」
「……そっか。」
話しながらみゆの手が目に入る。少しだけ。恋人だからいいよね?
「陽太?」
勇気を出して手を伸ばして掴む。恋人になったかの確かめでしたけど少し恥ずかしい。
「少しだけ。……繋いでいてもいい?」
「……いいよ。」
繋いだ手はどちらの体温か夏のせいか熱くなってきた。
「いやー疲れた!!」
二人で向かい皆揃い、勉強して数時間。四人とも友達だけの勉強会にしては珍しく集中して、無言で宿題を進めた。そして今は休憩。
「なあ、夏休み。なんかしたいよな。」
「ねー。俺、どっか出かけたいな。」
休憩のため皆で夏休みの話をする。連と仲良くなって初めての夏休みだから連は張り切っている。僕ら三人は高1の時だけ一緒に遊んでいたけど。その時は夏祭りとか行ったな。
「うーん。どこがいいかな。」
「ただいま!」
「おっと。帰って来たか。もっと遅くなると思ったのに……。」
夏休みの話をしていると、誰か帰ってきた。連が一人でブツブツ文句を言っていると、声の主の奈緒さんが帰ってきた。
「え!なんでいるの!」
奈緒さんは忘れてたらしく荷物を落としている。そして僕を見つけてアイドルじゃないのに手を振ってくれたから、三人の視線を感じながら手を振り返す。
「本当に陽太君は素直でいい子!あ、おやつと飲み物だけとって部屋に行きますのでお気になさらず!」
奈緒さんはおやつが違う部屋にあるのか部屋を移動したり、飲み物を注ぐ音がする。
「まあ、いいや。それでどこ行く?」
「うーん」
「うんうん。もしかして出かける先が見つからない?」
連のすぐ横で頬杖をして頷いている。あまりに自然に近づいてきて僕らは頷いて、ハッとなる。
「うわ!」
連も気づいてなかったのか椅子から落ちる。心配して声をかけるが、奈緒さんはいつものことだから!と笑っている。やっぱり連の言うことは本当だったんだ。
「何すんだよ!」
「じゃあいいの?せっかくお姉さまがいい旅行先を上げようとしたのに!」
その言葉に皆、真剣な表情になる。そして康太が連に謝れと説得させてる。連も仕方ないと思ったのか、誤って聞いている。
「教えてあげましょう!それはね。
キャンプよ!」
「きゃ、キャンプ!?」
皆で声を揃えて悲鳴のように叫ぶ。まさかの言葉に次の瞬間、連は立ちあがって、僕は両手を上げて、康太とみゆはさっそく調べている。
「でもそんな急に取れないだろ?しかもどうやって行くんだよ。」
「私が計画なしで言ったと思う?ちゃんと取ってあります!しかも送りも私がやります!」
「え!?俺たちのために!?」
その言葉に自信満々だった奈緒さんは止まる。そしてごにょごにょと何か言っている。連は思い出したようで納得していたので聞くと奈緒さんは友達にドタキャンされたと軽く連に話していたらしい。
「いいのよ!こんなに可愛い子たちと行けるんだから!じゃあ、決定で!!」
そして急遽、行くことが決定した。
「楽しみだね。」
その後の勉強会は調べることで忙しかった。その間もみゆとは隣同士で肩が触れ合うたび、距離を置かれてた頃とは違うんだ。失ってないんだと思えて幸せだった。
「陽太、暑いかもだけど、あれは持っていくなよ?」
「あれ?」
「アイス。」
えー!と僕は頭を抱える。暑いから余計に食べたいのに!!それを見たみゆは柔らかくて、眩しいぐらい明るい笑みを見せる。
「はは。冗談。クーラーボックスに入れて持っていくよ。」
「本当!?」
冗談はやめてよ!とみゆの背中を軽く叩く。こうやって触れ合えるって本当に幸せだな。
「じゃあ、またな。」
「うん。」
「陽太?」
分かってる。ここで引き留めても仕方ないって。でも名残惜しくて、みゆの服の裾を掴む。
「どうかした?」
「……ううん。やっぱり何でもない。またね。」
一瞬止まって触れたいけど触れていいのか分からなくてすぐに離す。
「またな。」
みゆは僕の頭に手を一瞬だけのせてすぐに離れたけど触れて嬉しかったのが顔に出ている。
「ふふ、」
僕は心臓がうるさいけど心地よかった。ただでさえ体の外も暑いのに、僕の体の芯も熱かった。
あれから5日後、キャンプの日が来た。この5日間、みゆとは会っていて、段々恋人の緊張が取れて気が付いたら恋人らしくなってきた。
「今日はよろしくお願いします。」
みゆと康太の三人で連の家へ向かう。家の前に着くと八人乗りの車が置いてあった。レンタルらしい。
「本当に陽太君は素直だし、二人は礼儀がなってていい子。本当に連、いいなー。」
そんな話をされながら車へ乗る。
「では出発進行!!」
「それにしても奈緒さんすごい荷物だね。」
僕がこそっと連に聞くと両手を上げている。話を聞くと、普段はもっと少ないけど僕らがいるから張り切っていつの間にかこんなに増えたらしい。
「……怖いことが一つ。
中に入ってるのはほとんどが遊びだ。」
連は怖い話をするように説明してくる。思わず僕は大声が漏れそうになるのを連に抑えられる。
「今は上機嫌だから余計なこと言うな。もし機嫌を損ねたら被害は俺だ!」
怖い話より怖い話を聞きながらキャンプ場まで向かった。
