「連、行ってもいいけど王子とか言ってないよな?」
「大丈夫!……情報を集めてなきゃ。」
康太は王子と仲良くない人から呼ばれるのが嫌いみたいで、それが気になるみたい。
「みゆは大丈夫か?あいつらうるさいけど。」
「大丈夫。逆に、俺がいないのに、陽太だけ行かせたくない」
その言葉に顔が熱くなる。何言ってんだ!好きな人いるんじゃないのかよ!そういうのが勘違いされるんでしょ?それを聞いた連は口笛を鳴らして「ラブラブだね!」と言ってくる。いや、ラブラブ夫婦って一部の生徒の間で流れてるのもそうだけど、好きな人がいるみゆは好きでもない幼馴染とそうやって呼ばれていいのかな?
「陽太、どうした?」
気になって綺麗な顔をジーっと見ているとみゆがこちらを見て目が合う。
「ううん、何でもない!」
「悩み事はいつでも言えよ?」
言えないよ。だって好きな人がいる人を気になってます。なんて。しかも本人に。みゆは真っ直ぐな目で見つめてきた。
「……ありがとう。」
それだけ言って、目線を前に戻した。
「ただいま。」
思ったより大きいおしゃれな家に連が入って行って僕は戸惑う。ドアも頑丈そう。開けた音に気づいたのか奥の扉が開く。
「きゃー!連の友達だ!澪!澪!」
綺麗なお姉さんが出てきて視線を迷わせていると向こうのほうがさらに悲鳴をあげてただの美人じゃなくて、連と同じく明るいんだと分かる。
「お邪魔します。」
三人で合わせて言うと、奥からもう一人若い女の子が出てきてキャーキャー騒いでいる。
「うるさい!三人がびっくりするだろ。あ、入っていいよ。」
「改めまして。私は、連の姉の奈緒です。」
リビングらしきところに案内されると、モデルルームのように生活感のない部屋で椅子に座らせてもらう。椅子も気持ちよくて値段が高そう。そして自己紹介を受けている。お姉さんと言った奈緒さんはモデルのようにすらっとした長い足に小さな顔。連とどこか似てるけど大人っぽい見た目。
「こんにちは!澪です!」
澪さんと言った子は妹さんかな?僕らより何個か下に見えて、お姉さんとは違って幼く見えるかわいい系だ。こんなにジャンルの違う綺麗な姉妹がいて連は幸せだな。と思ったが、この見た目に反して今まで散々二人の強さを聞いてきたから、ギャップが心臓に悪い。
「確か、東堂 美幸君と、東岩 康太君と、」
そこで区切られて僕の顔をじっと見られる。そうだよね。僕は普通だから分からないよね。自己紹介をしようと口を開くと、
「「堂本 陽太君!だよね!」」
康太とみゆ以上に喜んでいる二人に僕ら三人は脳内をフル回転する。
「えと?」
「ああ、言ってなかったか。
二人が会いたがってたのは、みゆと康太もそうだけど
陽太がメインだって。」
はい!?!?
「本当に連とお友達?こんなに素直でかわいい子が?」
「なんかあったらいつでも言ってね!連くらいならやっつけられるわ!」
澪さんと奈緒さんにジーっと見られるのが、みゆの視線とはまた違う。みゆは僕らをチラチラ見ながら、康太たちと雑談をしている。
「陽太君本当に可愛いね。お肌すべすべだし!」
「……ちょっと。」
奈緒さんが手を伸ばしてきたけど、悪意は感じられなかったから受け止めようとすると、みゆが来て奈緒さんの手を掴む。
「あら、どうしたの?
……あ、そういうこと!連や友達から聞いてたけど思ったより進んでるのね!」
奈緒さんは意外と嫌な顔をせずに引き下がった。でも連から聞いてたって何を?
「陽太君の反応的にもしかして美幸君の一方通行?」
僕が不思議そうにポカーンとしていると奈緒さんはさらに不思議そうにする。
「何の話ですか?」
「え、好き同士じゃないの?」
僕は色々、飛び出そうになって飲み込む。
「いえ、違います。
……僕らは幼馴染です。」
この時の僕はうまく笑えていただろうか、いやきっと笑えてなかったのだろう。だって。
「三人とも今すぐにコンビニに行ってきなさい。」
奈緒さんは三人を立ち上がらせてリビングの扉を開けて追い出す。
「嫌です。俺は陽太がいるなら、」
みゆは抵抗したが、奈緒さんから何かを耳元で囁かれると、顔を歪ませて無理やり納得して去っていった。
「で、陽太君。あなた何をそんなに怖がっているの?」
奈緒さんと澪さんは真顔で僕と目線を合わせる。
「怖がっている。んですかね?
僕は、本当にみゆとは何もない、」
「じゃあ、あの独占欲は何?誰も触らせない雰囲気。
私たちね、あなたたちのこと友達から聞いたの。確かに仲良いとは言ってたわ。でも今のたった数分で気づいたの。2人とも幼なじみの関係じゃないでしょ?」
僕は普段のドキドキとは違う、本音を聞かれて感じる嫌な心臓の鳴り方だ。
「……僕がどうかは分かってる通りでしょうけど、みゆは、……」
二人は僕を思ってか何も言わずに続きを待つ。僕は深呼吸をして整えてから話す。
「みゆは、……好きな人がいるんですって。」
それを聞いた二人は目を見開いた。
「大丈夫!……情報を集めてなきゃ。」
康太は王子と仲良くない人から呼ばれるのが嫌いみたいで、それが気になるみたい。
「みゆは大丈夫か?あいつらうるさいけど。」
「大丈夫。逆に、俺がいないのに、陽太だけ行かせたくない」
その言葉に顔が熱くなる。何言ってんだ!好きな人いるんじゃないのかよ!そういうのが勘違いされるんでしょ?それを聞いた連は口笛を鳴らして「ラブラブだね!」と言ってくる。いや、ラブラブ夫婦って一部の生徒の間で流れてるのもそうだけど、好きな人がいるみゆは好きでもない幼馴染とそうやって呼ばれていいのかな?
「陽太、どうした?」
気になって綺麗な顔をジーっと見ているとみゆがこちらを見て目が合う。
「ううん、何でもない!」
「悩み事はいつでも言えよ?」
言えないよ。だって好きな人がいる人を気になってます。なんて。しかも本人に。みゆは真っ直ぐな目で見つめてきた。
「……ありがとう。」
それだけ言って、目線を前に戻した。
「ただいま。」
思ったより大きいおしゃれな家に連が入って行って僕は戸惑う。ドアも頑丈そう。開けた音に気づいたのか奥の扉が開く。
「きゃー!連の友達だ!澪!澪!」
綺麗なお姉さんが出てきて視線を迷わせていると向こうのほうがさらに悲鳴をあげてただの美人じゃなくて、連と同じく明るいんだと分かる。
「お邪魔します。」
三人で合わせて言うと、奥からもう一人若い女の子が出てきてキャーキャー騒いでいる。
「うるさい!三人がびっくりするだろ。あ、入っていいよ。」
「改めまして。私は、連の姉の奈緒です。」
リビングらしきところに案内されると、モデルルームのように生活感のない部屋で椅子に座らせてもらう。椅子も気持ちよくて値段が高そう。そして自己紹介を受けている。お姉さんと言った奈緒さんはモデルのようにすらっとした長い足に小さな顔。連とどこか似てるけど大人っぽい見た目。
「こんにちは!澪です!」
澪さんと言った子は妹さんかな?僕らより何個か下に見えて、お姉さんとは違って幼く見えるかわいい系だ。こんなにジャンルの違う綺麗な姉妹がいて連は幸せだな。と思ったが、この見た目に反して今まで散々二人の強さを聞いてきたから、ギャップが心臓に悪い。
「確か、東堂 美幸君と、東岩 康太君と、」
そこで区切られて僕の顔をじっと見られる。そうだよね。僕は普通だから分からないよね。自己紹介をしようと口を開くと、
「「堂本 陽太君!だよね!」」
康太とみゆ以上に喜んでいる二人に僕ら三人は脳内をフル回転する。
「えと?」
「ああ、言ってなかったか。
二人が会いたがってたのは、みゆと康太もそうだけど
陽太がメインだって。」
はい!?!?
「本当に連とお友達?こんなに素直でかわいい子が?」
「なんかあったらいつでも言ってね!連くらいならやっつけられるわ!」
澪さんと奈緒さんにジーっと見られるのが、みゆの視線とはまた違う。みゆは僕らをチラチラ見ながら、康太たちと雑談をしている。
「陽太君本当に可愛いね。お肌すべすべだし!」
「……ちょっと。」
奈緒さんが手を伸ばしてきたけど、悪意は感じられなかったから受け止めようとすると、みゆが来て奈緒さんの手を掴む。
「あら、どうしたの?
……あ、そういうこと!連や友達から聞いてたけど思ったより進んでるのね!」
奈緒さんは意外と嫌な顔をせずに引き下がった。でも連から聞いてたって何を?
「陽太君の反応的にもしかして美幸君の一方通行?」
僕が不思議そうにポカーンとしていると奈緒さんはさらに不思議そうにする。
「何の話ですか?」
「え、好き同士じゃないの?」
僕は色々、飛び出そうになって飲み込む。
「いえ、違います。
……僕らは幼馴染です。」
この時の僕はうまく笑えていただろうか、いやきっと笑えてなかったのだろう。だって。
「三人とも今すぐにコンビニに行ってきなさい。」
奈緒さんは三人を立ち上がらせてリビングの扉を開けて追い出す。
「嫌です。俺は陽太がいるなら、」
みゆは抵抗したが、奈緒さんから何かを耳元で囁かれると、顔を歪ませて無理やり納得して去っていった。
「で、陽太君。あなた何をそんなに怖がっているの?」
奈緒さんと澪さんは真顔で僕と目線を合わせる。
「怖がっている。んですかね?
僕は、本当にみゆとは何もない、」
「じゃあ、あの独占欲は何?誰も触らせない雰囲気。
私たちね、あなたたちのこと友達から聞いたの。確かに仲良いとは言ってたわ。でも今のたった数分で気づいたの。2人とも幼なじみの関係じゃないでしょ?」
僕は普段のドキドキとは違う、本音を聞かれて感じる嫌な心臓の鳴り方だ。
「……僕がどうかは分かってる通りでしょうけど、みゆは、……」
二人は僕を思ってか何も言わずに続きを待つ。僕は深呼吸をして整えてから話す。
「みゆは、……好きな人がいるんですって。」
それを聞いた二人は目を見開いた。
