【二〇二五クリスマス企画】 妹に裏切られた後宮の最下妃の私が今宵、ご懐妊いたしました

 スタ文クリスマスということで、今回はクリスマスツリーをベースに、『妹に裏切られた後宮の最下妃の私が今宵、ご懐妊いたしました』の世界でクリスマスのお話を書いてみました。

 平安時代中期の11世紀頃、西洋でクリスマスツリーの起源となる木が宗教劇に登場したらしいです。
 モミの木にリンゴの実をつけてエデンの園の知恵の木を表し、やがて蝋燭を飾って光を表すようになったとか。
 他にも諸説あるのですが、今回はそちらの由来を元に書かせていただきました。

 ちなみに、作中に出てきた言葉【樋殿(ひどの)】はトイレのことです。当時はおまるに近い形状ですね。
 そして【御襁褓(むつき)】はオムツのこと。【むつき】に【お】が付き、【き】が省略されて今のオムツという呼び方になったのだそうです。

 あと、母の呼び方ですが。
 【はは】という呼び方が昔からあったようですが、実は昔の発音は【ぱぱ】だったのです。
 それが奈良時代に【ふぁふぁ】となり、平安時代後期には【ふぁわ】、室町時代に【はわ】。そして戦国時代頃に【はは】の発音になったらしいです。
(出典・金の星社『ワケあり!?なるほど語源辞典』より)
 というわけで、今回千鬼丸には【ふぁわ】と言いたい赤子というテイで「ふぁーあ」と呼んでもらいました。

 平安後宮でクリスマスというお題でどんな話にしようと思いましたが、書籍のその後のお話にもなって書いていて楽しかったです!
 読んでくださった方々にも楽しんでいただけたなら嬉しいです。