篤の重みを感じる中、チェンソーが迫ってきているのが見えました。
そして耳をつんざくような爆音と共に篤の体がビクビクと跳ねました。
チェンソーはいとも簡単に篤の体を真っ二つにして、そしてそのまま沈んできました。
僕の腹部に溶岩でも押し当てられたかのような熱が広がっていきます。
それが痛みに変わる前にドクドクと赤い液体が流れ出し、そして意識も朦朧として来ました。
チェンソーの刃は容赦なく骨を砕き、内装をかき回して進みます。
そしてコンクリートの床にぶち当たった時、ようやく僕は痛みを感じ、そしてそれも胃旬の出来事として通り過ぎて行って、あとはすべてが暗転したのです。

バッドエンド