その声は篤まで届きませんでした。
男たちが駆けだして篤を袋叩きにするのが目の端に見えました。
僕は全身の痛みに耐えながらどうにか這いずって出口へと向かいます。
が、寸前のところで男が目の前に立ちはだかりました。

男A「逃げられると思うなよ」

次の瞬間僕の後頭部に激しい痛みが走り、そこまでしか記憶はありません。

バッドエンド2