この町の施設はどれも色の名前を付けたものが多いみたいですが、ハシバミ病院だけやけに渋いネーミングになっているのが気になりました。
僕「すみません、面会をお願いしたいんですが」
受付にそう申し出て河島の名前を出すと、受付の女性の表情が怪訝なものに変わりました。
本来病院で面会できるのは家族や、入院患者自身が希望した人のみということが多いようです。
今回は河島の甥っ子だという設定でここへ来たのですが、そもそも僕たちは河島の年齢すら知りません。
もしかしたら天涯孤独の身だとすれば、甥っ子という設定では面会を断られてしまうでしょう。
焦って篤に目をやると、篤も険しい表情になっていました。
女性「河島さんですか? 下のお名前は?」
僕「えっと、あの」
あの家の表札には苗字しか書かれていませんでした。
僕の知っている河島の情報なんてほぼ皆無だったんです。
押し黙ってしまった僕を見て女性は更に怪訝さを増した表情になりました。
手元にある電話の受話器を上げようと手が伸びています。
あれはきっと院内の警備室にでも繋がっている電話なのでしょう。
僕「すみません、面会をお願いしたいんですが」
受付にそう申し出て河島の名前を出すと、受付の女性の表情が怪訝なものに変わりました。
本来病院で面会できるのは家族や、入院患者自身が希望した人のみということが多いようです。
今回は河島の甥っ子だという設定でここへ来たのですが、そもそも僕たちは河島の年齢すら知りません。
もしかしたら天涯孤独の身だとすれば、甥っ子という設定では面会を断られてしまうでしょう。
焦って篤に目をやると、篤も険しい表情になっていました。
女性「河島さんですか? 下のお名前は?」
僕「えっと、あの」
あの家の表札には苗字しか書かれていませんでした。
僕の知っている河島の情報なんてほぼ皆無だったんです。
押し黙ってしまった僕を見て女性は更に怪訝さを増した表情になりました。
手元にある電話の受話器を上げようと手が伸びています。
あれはきっと院内の警備室にでも繋がっている電話なのでしょう。



