でも、思い起こしてみれば修学旅行の夜に肝試しをしようと発案したのも、夜寝る前に怖い話をしはじめたのも浩平でした。
浩平はずっとこういうオカルト系統の話が好きだったみたいです。
篤「それでさ、これからまた浩平の部屋に行こうと思うんだ」
僕「僕も一緒に行く?」
篤「そうしてもらえると助かる。夜まで一人で待つのも気まずいしさ」
僕「わかった。いいよ」
どうせこの日は篤に会うために一日予定を開けていました。
断る理由もないので、僕は篤とふたりで浩平の部屋へ向かうことになったんです。
☆☆☆
いなくなった浩平の部屋は都心の駅から徒歩10分という好立地にある少し寂れたアパートです。
僕「そういえば、どうしてシェアハウスを解消したの?」
篤「あいつが急に引っ越したいって言い出したんだよ。なんでか聞いたら、事故物件に暮らしてみたいからって言ってたな」
僕「え? じゃあまさかここって」
篤「あぁ。事故物件らしい。取り壊そうとしてもことごとくうまく行かないって話だ」
どおりでこの辺りでは見ない古ぼけた建物だと思いました。
浩平はずっとこういうオカルト系統の話が好きだったみたいです。
篤「それでさ、これからまた浩平の部屋に行こうと思うんだ」
僕「僕も一緒に行く?」
篤「そうしてもらえると助かる。夜まで一人で待つのも気まずいしさ」
僕「わかった。いいよ」
どうせこの日は篤に会うために一日予定を開けていました。
断る理由もないので、僕は篤とふたりで浩平の部屋へ向かうことになったんです。
☆☆☆
いなくなった浩平の部屋は都心の駅から徒歩10分という好立地にある少し寂れたアパートです。
僕「そういえば、どうしてシェアハウスを解消したの?」
篤「あいつが急に引っ越したいって言い出したんだよ。なんでか聞いたら、事故物件に暮らしてみたいからって言ってたな」
僕「え? じゃあまさかここって」
篤「あぁ。事故物件らしい。取り壊そうとしてもことごとくうまく行かないって話だ」
どおりでこの辺りでは見ない古ぼけた建物だと思いました。



