僕たちはまだ草に埋もれた体制のままだったんです。
篤がようやく立ち上がり、深くため息を吐き出しました。
ふたりとも服は泥だらけです。

僕「ごめん。僕のせいで」
篤「別にお前のせいじゃねぇだろ。あいつら、いつからここにいたんだろうな」

あの3人組はどこか廃屋で隠れてなにかをしていたんでしょうか。
どうせあまり人には言えないことをしていたに違いないですけど。
とにかくどうにか3人組をやり過ごしたとき、篤が今まで隠れていた庭の民家へと近づいていきました。

篤「どうせだからここも調べてみるか」

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