こんな薄暗い空間に押し込めていてはさされているハーブだって長生きできないでしょうに。
そう思っていた時、篤が花瓶に手を伸ばして引き寄せました。

篤「紙だ」

花瓶の下にはなにかの紙がセロテープで貼り付けられていたのです。

【河島の居場所】

それだけ書かれた紙と花瓶を交互に見ても、一体どういうことなのかわけがわかりません。

篤「そうか。ここに行けば河島に会えるんだな。首を吊った女をイジメていた主犯格だ。なにか話が聞けるはずだ」
僕「そんなことを言ったって、居場所はどこなの?」
篤「よく思い出してみろ。順番に」

僕はついさきほどからの記憶をたどって思い出して行きました。
最初に花があったのはシューズボックスの上です。
次がキッチン、リビング、そして寝室の順番でした。
まずはどこになにが飾ってあったのか並び変える必要がありそうです。
そこに答えよヒントがあるみたいです。

篤「その順番はそのままだ。回答を急げよ」