玄関先で首を吊った女がいるんだとか

元々吉永家にあったものなのか、それとも自分たちで準備してきたものなのかはわかりませんでしたが、僕たちが一気にピンチになったのは間違いありません。

僕「や、やめて」

か細い声で訴えても聞き入れてはもらえませんでした。
男たちはバッドを振り上げると容赦なく篤の頭部を殴りつけたのです。
呆然と立ち尽くしている篤の額から血がダラリと流れて床に落ちて行きました。
男たちはそれでも手を止めません。
まるで面白いおもちゃを見つけた子供のように無邪気な笑顔で篤を殴り続けます。
やがて篤は廊下に崩れ落ちて動かなくなってしまいました。
硬く目を閉じた篤の顔をなにもできず見つめていたとき、僕の後頭部にも激しい衝撃を受けました。
ガッと脳内で殴られる音が聞こえてきたかと思ったら、次から次へと同じような衝撃が立て続けに訪れました。
男Aが僕から手を離した瞬間、僕は篤の横に崩れ落ちていました。
目の前が真っ赤に染まり、そして今度は真っ暗になりました。
僕が最後に聞いた音は男たちが逃げていく足音でした。

バッドエンド1