その村は比較的日当たりもよくて作物も育つし土地も沢山あるしで、事業をするにはうってつけらしい。
だけど廃村になって以降誰もその土地に手をつけないんだって。
いざなにかしようと思って候補に○○村の名前を上げても、それが全部ダメになるって話。
だからこれから先も○○村が活気を取り戻すことはありえないらしい。

篤「今でも首を吊った女の呪いが○○村に存在してるってことか?」
僕「そうかもね。それにしてはホラースポットとして有名じゃないっていうのは矛盾してる気がするけど」
篤「でも、マジでやばい場所には行かないってヤツも多くないか? この掲示板の内容が本当なら、事業者でも手が出せない村ってことだろ」
僕「そうだね。ホラッシーも村に到着するまでに結構苦戦してたっぽいし、そういうのが関係してるのかな」

そうこう会話しているうちに○○村の最寄り駅に到着しました。
最寄り駅と行ってもそこから先を地図で確認してみるとかなり距離があるみたいです。
僕と篤はタクシーを拾う予定にしていたんですが、小さな無人駅にタクシーの姿はありませんでした。

篤「うそだろ、ここから徒歩か?」