僕たちが経験した荒唐無稽な出来事を説明したところ、店主はそれを信じて警察を呼んでくれたのです。
今頃二宮家にも警察官が到着しているころでしょう。
僕「本当に助かりました。ありがとうございます」
僕が深々と頭を下げると店主はニカッと笑って「いいってことよ、それよりお前ら今日泊まる場所もないんだろう」と、言ってきたのでした。
☆☆☆
死刑囚二宮万葉の手記より
私は沢山の人をこの手にかけてきました。
〇〇村の人たちだけにとどまらず、無関係な人まで巻き込んで。
だけどそれは仕方のないことだったんです。
河島にイケニエを捧げなければ私は解放されません。
河島は常に私のそばにいます。
ずっとずっと下品な笑みを浮かべて私を見ています。
あの女を自殺に追い込むべきじゃなかった。
だけどもう後の祭りです。
ほら、今もここに河島がいます。
私が死刑になってもきっと、河島はこの世にとどまり続けることでしょう。
そしてまた次のターゲットを見つけてイケニエを要求するのです。
そのターゲットは、これを読んでいるあなたかもしれない。
気を付けて。
さようなら。
今頃二宮家にも警察官が到着しているころでしょう。
僕「本当に助かりました。ありがとうございます」
僕が深々と頭を下げると店主はニカッと笑って「いいってことよ、それよりお前ら今日泊まる場所もないんだろう」と、言ってきたのでした。
☆☆☆
死刑囚二宮万葉の手記より
私は沢山の人をこの手にかけてきました。
〇〇村の人たちだけにとどまらず、無関係な人まで巻き込んで。
だけどそれは仕方のないことだったんです。
河島にイケニエを捧げなければ私は解放されません。
河島は常に私のそばにいます。
ずっとずっと下品な笑みを浮かべて私を見ています。
あの女を自殺に追い込むべきじゃなかった。
だけどもう後の祭りです。
ほら、今もここに河島がいます。
私が死刑になってもきっと、河島はこの世にとどまり続けることでしょう。
そしてまた次のターゲットを見つけてイケニエを要求するのです。
そのターゲットは、これを読んでいるあなたかもしれない。
気を付けて。
さようなら。



