『守護神』に魅入られた俺。実は最強の守護神だった!?

あまねが気絶してから、一ヶ月が経っていた

あまねはまるで目覚める気配はない

しかしそれでも、その隣にはずっと⋯⋯
   守護神であるミロクがいた

「⋯⋯はぁ⋯⋯あれから一ヶ月も⋯⋯」

あれから、あまねは目覚めていない。
相当身体に負荷がかかったのだろう

私のような超越した力を持ち、頑丈な身体の守護神ではなく⋯⋯
今まで平和に過ごしてきた普通の、それこそ平凡な生身の人間

マスターであっても、そこは何も変わらない。加えて、
私の魔力に身体が耐えきれなかったというのもあるだろう

「⋯⋯少しずつ、魔力で治療しているけど⋯⋯
  やっぱり、全然完治できていない⋯⋯」

「う〜ん⋯⋯う、ん⋯⋯?」

あまねが、声を発した。一ヶ月もの間、寝たきり状態だったあまねが、だ

「⋯⋯っあ⋯⋯こ、ここは⋯⋯あ、み、ミロク⋯⋯?」

「⋯⋯あまね⋯⋯!よかった、ずっと昏睡状態に近かったから⋯⋯!」

「⋯⋯っぐ、いってぇ〜⋯⋯身体の隅々まで激痛が常に走ってる」

「今はともかく、安静にお願いします⋯⋯!あの戦いから
一ヶ月ぐらい経ったとは言っても⋯⋯まだ、負荷が⋯⋯!」

「⋯⋯一ヶ月⋯⋯おいおい、そんなに俺寝ていたのか⋯⋯」

まさか普通の人生を送ってきた俺が、こんな最強の守護神に魅入られ、
   更に初めての戦いで一瞬でもミスったら即死する戦いで

加えて、非常識な事を強引にでも覚えようかと努力し、
自分達が勝ったとしても俺は生と死の狭間をさまよい

⋯⋯そして、今。一ヶ月という時間を経てようやく目覚めた

「⋯⋯にしても、俺達が居る場所って病院じゃないんだな⋯⋯
   てっきりそのまま病院に居るとばかり思っていた」

「それは⋯⋯すみません。あのまま救急車で病院に運ばれていて、
   そして病院で治療をするってなると⋯⋯色々と面倒で」

「なら、誰も来ないような場所に逃げて⋯⋯
そこで少しずつ魔力であまねを治療する」

「完全に完治は出来ていないし、
筋肉痛とかあるだろうけど⋯⋯どう?」

とても心配そうに、俺の身体や負傷している部分を見る

心配のしすぎで、所々敬語じゃなくて普通に心配している時の
話し方になっている⋯⋯が、そこは指摘したほうがいいのか?

「⋯⋯んにゃ、筋肉痛とか身体中めっちゃ激痛でえぐいけど⋯⋯
 あの一歩間違えたら即死する戦いで生き残っただけ、マシだ」

「⋯⋯あぁ、それと⋯⋯俺に敬語は使わなくてもいい」