「すみません。つい」
「……大吉は、いつから絵描いてんの?」
「小学生の時からです。あなたと出会って、あなたに憧れてからずっと」
「……へぇ」
俺は話題を替えるつもりで聞いたはずなのに、これじゃまるで大吉創は俺のことが好きみたいな……。
「うちの父が転勤族で、よく転校してたんです。小学1年から3年までは満さんと同じとこにいました。そのあと転校しましたが。今回も父の転勤で、この学校に転校をした感じです」
「そうだったのか」
「はい。今はこんなですけど、当時はひ弱で小さくて……よくいじめられてましたね」
「想像つかないな」
大吉が小学1年から3年の時ということは、俺が2年から4年の間。
なぜ忘れていたんだろうか。
「……大吉は、いつから絵描いてんの?」
「小学生の時からです。あなたと出会って、あなたに憧れてからずっと」
「……へぇ」
俺は話題を替えるつもりで聞いたはずなのに、これじゃまるで大吉創は俺のことが好きみたいな……。
「うちの父が転勤族で、よく転校してたんです。小学1年から3年までは満さんと同じとこにいました。そのあと転校しましたが。今回も父の転勤で、この学校に転校をした感じです」
「そうだったのか」
「はい。今はこんなですけど、当時はひ弱で小さくて……よくいじめられてましたね」
「想像つかないな」
大吉が小学1年から3年の時ということは、俺が2年から4年の間。
なぜ忘れていたんだろうか。
