「……おはよ、葉月。……今日、なぜか授業が午前中だけなんだよね。だから、午後からは遊ぶよ!」
『あー……。梨桜さんが言ってた……』
梨桜さんが消えてしまう日が、徐々に近づいてきていた。
「そっか。梨桜ちゃんが……」
『……誰と遊ぶの?』
「愛梨ちゃんと、伊紗ちゃんと、実来。あと、果子ちゃんと、好歌ちゃん」
全員、聞いたことのある名前だった。
愛梨さん以外は、中学が同じだったから。
『そうなんだ……』
「葉月はどうする?ついてくる?」
『うーん……。……やめとくよ』
なんとなく、梨桜さんに悪い気がした。
せっかく、小学時代の友達と過ごせる時間なのに……。
「そっか。……ま、来たくなったら、頑張って探してね」
『あ、うん……。あ!あとさ――』
俺は、雪宮に、満月に俺が視えたことを話した。
雪宮は、少し難しい顔をしてから、ポツリ、と話し始めた。
「強い思い、かな……。人間の強い思い。……葉月も、弟さんも、会いたいって思ったんじゃない?その強い思いが、願いを叶えた。…………強い思いは、運命を変えられるから」
『……人間ってさ、すごいよね』
『人間の誰かを思う強い気持ちは、運命さえも変えてしまうんだから……』
この前、天音さんが、そんなことを言っていた。
……強い気持ちは、強い思いは、運命を、変える?
そんなこと、あり得るのだろうか。
「……じゃ、またね、葉月」
『あ、うん……』
雪宮について歩いているうちに、学校に着いていたようだ。
仕方なく、教室に向かって歩く。
「……あ!葉月!」
『ん?なに?』
「……学校、無理に行かなくても良いからね」
気づいてたんだ……。
なんとなく、学校が嫌いだということに。
人も、学力も、俺には合っていなかった。
『あー……。梨桜さんが言ってた……』
梨桜さんが消えてしまう日が、徐々に近づいてきていた。
「そっか。梨桜ちゃんが……」
『……誰と遊ぶの?』
「愛梨ちゃんと、伊紗ちゃんと、実来。あと、果子ちゃんと、好歌ちゃん」
全員、聞いたことのある名前だった。
愛梨さん以外は、中学が同じだったから。
『そうなんだ……』
「葉月はどうする?ついてくる?」
『うーん……。……やめとくよ』
なんとなく、梨桜さんに悪い気がした。
せっかく、小学時代の友達と過ごせる時間なのに……。
「そっか。……ま、来たくなったら、頑張って探してね」
『あ、うん……。あ!あとさ――』
俺は、雪宮に、満月に俺が視えたことを話した。
雪宮は、少し難しい顔をしてから、ポツリ、と話し始めた。
「強い思い、かな……。人間の強い思い。……葉月も、弟さんも、会いたいって思ったんじゃない?その強い思いが、願いを叶えた。…………強い思いは、運命を変えられるから」
『……人間ってさ、すごいよね』
『人間の誰かを思う強い気持ちは、運命さえも変えてしまうんだから……』
この前、天音さんが、そんなことを言っていた。
……強い気持ちは、強い思いは、運命を、変える?
そんなこと、あり得るのだろうか。
「……じゃ、またね、葉月」
『あ、うん……』
雪宮について歩いているうちに、学校に着いていたようだ。
仕方なく、教室に向かって歩く。
「……あ!葉月!」
『ん?なに?』
「……学校、無理に行かなくても良いからね」
気づいてたんだ……。
なんとなく、学校が嫌いだということに。
人も、学力も、俺には合っていなかった。



