「それより部屋をかたづけろ。俺様が来てやったのに、なんだこれは」
洗濯物や漫画がちらかった部屋に、マカロが言う。
「猫様がいらっしゃるとわかってたら片付けてたよ」
「すぐ片付けろ」
「明日やるよ。もう夜遅いから」
「そんなこと言うやつが本当に片つけるか?」
美遥はぐっさり刺された胸を抑える。確かに片付けは先延ばしにしてばかりだ。
「やる……やるから……」
よろよろとベッドのある隣室に行き、コートを脱いでハンガーにかける。
クローゼットから予備の毛布を出してソファにかけるとマカロに言った。
「マカロはこっちを使ってね。おやすみ」
「主人をソファで寝かせる気か!?」
「体の大きさからして、マカロがソファでよくない?」
「下僕のくせに!」
「もう眠いから、寝る」
ぎゃんぎゃん言うマカロを無視して、美遥はベッドに横になる。
ぷんぷん怒っていたマカロだが、仕方なくソファに横になって毛布をかぶった。その感触に目を見開くと、頬をすりすりして喉を鳴らした。
彼はやがて、すやすやと眠りについた。
洗濯物や漫画がちらかった部屋に、マカロが言う。
「猫様がいらっしゃるとわかってたら片付けてたよ」
「すぐ片付けろ」
「明日やるよ。もう夜遅いから」
「そんなこと言うやつが本当に片つけるか?」
美遥はぐっさり刺された胸を抑える。確かに片付けは先延ばしにしてばかりだ。
「やる……やるから……」
よろよろとベッドのある隣室に行き、コートを脱いでハンガーにかける。
クローゼットから予備の毛布を出してソファにかけるとマカロに言った。
「マカロはこっちを使ってね。おやすみ」
「主人をソファで寝かせる気か!?」
「体の大きさからして、マカロがソファでよくない?」
「下僕のくせに!」
「もう眠いから、寝る」
ぎゃんぎゃん言うマカロを無視して、美遥はベッドに横になる。
ぷんぷん怒っていたマカロだが、仕方なくソファに横になって毛布をかぶった。その感触に目を見開くと、頬をすりすりして喉を鳴らした。
彼はやがて、すやすやと眠りについた。



