「うおおお!」
朝から雄たけびが響き、美遥はがばっと起き上がった。
「なに、なに!?」
「聞け! 母星と連絡が取れた!」
ベッド脇にいたマカロがスマホのような端末を手に感極まっている。
「そんなことで起こさないでよ。まだ六時じゃん」
「そんなこととはなんだ!」
怒るマカロを無視してベッドに横になったあと、美遥はまたがばっと起きた。
「つまり帰るってこと!?」
「反応が遅い!」
マカロはぱしっと美遥を叩いた。爪を出さない猫パンチだった。
「なんか聞いたことのあるフレーズのような……なんだっけ」
寝ぼけた頭で考えてみるが、思い出せない。
「そんなことより、早くメシ!」
「そんなことって言われた」
「メシは大事だろうが」
「いつからメシって翻訳されるようになったのかな。最初はごはんって言ってたような」
ふわあ、と大きなあくびをして、美遥はのそのそとベッドから起き出した。
出勤した美遥は、商品を棚に出しながら、ふと朝の会話を思い出す。
母星と連絡が取れた、ということは、母星の人たちも猫型宇宙人なのだろうか。長毛種もいるのだろうか。猫からどう進化してきたのだろうか。
朝から雄たけびが響き、美遥はがばっと起き上がった。
「なに、なに!?」
「聞け! 母星と連絡が取れた!」
ベッド脇にいたマカロがスマホのような端末を手に感極まっている。
「そんなことで起こさないでよ。まだ六時じゃん」
「そんなこととはなんだ!」
怒るマカロを無視してベッドに横になったあと、美遥はまたがばっと起きた。
「つまり帰るってこと!?」
「反応が遅い!」
マカロはぱしっと美遥を叩いた。爪を出さない猫パンチだった。
「なんか聞いたことのあるフレーズのような……なんだっけ」
寝ぼけた頭で考えてみるが、思い出せない。
「そんなことより、早くメシ!」
「そんなことって言われた」
「メシは大事だろうが」
「いつからメシって翻訳されるようになったのかな。最初はごはんって言ってたような」
ふわあ、と大きなあくびをして、美遥はのそのそとベッドから起き出した。
出勤した美遥は、商品を棚に出しながら、ふと朝の会話を思い出す。
母星と連絡が取れた、ということは、母星の人たちも猫型宇宙人なのだろうか。長毛種もいるのだろうか。猫からどう進化してきたのだろうか。



