「ごめんてば。また明日おやつあげるから許して」
「知らん」
つんけんと対応すると、美遥はあきらめたのか、もうかまってこなかった。もっと謝れよ、ご機嫌とれよ、とマカロは面白くない。
夜もふけると美遥はベッドに入って眠ってしまった。
マカロが見に行くと、彼女は猫の抱き枕を抱きしめて寝ている。
「気に入らん。模造品なんぞ抱きしめやがって」
マカロは爪でひっかけて抱き枕を引き抜くと、ぽいっと捨てた。
その空いた場所に自分が入り込み、ぬくぬくと温まる。
「湯たんぽがわりにしてやるから、光栄に思うがいい」
昨日も湯たんぽがわりにしてやった。朝は早くにベッドから脱け出すから美遥は気付いていない。
愚かな下僕め、と思いながらもマカロは美遥の腕を枕にして一緒に眠った。
「知らん」
つんけんと対応すると、美遥はあきらめたのか、もうかまってこなかった。もっと謝れよ、ご機嫌とれよ、とマカロは面白くない。
夜もふけると美遥はベッドに入って眠ってしまった。
マカロが見に行くと、彼女は猫の抱き枕を抱きしめて寝ている。
「気に入らん。模造品なんぞ抱きしめやがって」
マカロは爪でひっかけて抱き枕を引き抜くと、ぽいっと捨てた。
その空いた場所に自分が入り込み、ぬくぬくと温まる。
「湯たんぽがわりにしてやるから、光栄に思うがいい」
昨日も湯たんぽがわりにしてやった。朝は早くにベッドから脱け出すから美遥は気付いていない。
愚かな下僕め、と思いながらもマカロは美遥の腕を枕にして一緒に眠った。



