「……あの、昨日、話を聞いていたでしょう。私はこのオブライエン侯爵家の法定相続人なの。あの時に来たジョス叔父様は、私は成人するまでの代理人。彼は祖父の私生児で、直系ではないので、爵位継承権を持たないの。だから、彼の息子と結婚するように迫られていて……」
「……レティシア様は、その縁談に対し、どう見ても乗り気ではなさそうでしたが」
苦笑いしたイーサンに、私は頷いた。彼がいう通り従兄弟に当たるドナルドは粗暴な性格で、私が好意を持てるような男性ではない。
「そうね。だから、社交界デビューをしてから、求婚者を募ろうと思っていたの。けど……」
クラウディアとの事を、どう言えば、わからなくなった。言い方を間違ってしまえば、変な自慢話のように感じるかもしれない。
そんなつもりはない。私だって、本当に驚いたのだ。
「……オルランド殿下から、誘われたとか? 求婚者と言えば、彼は駄目だったんですか?」
そういえば、イーサンはジョス叔父様の話を、ベッドの陰で聞いていたのだった。
話の先を促すような言葉に、私は小さくため息をついて頷いた。
「……レティシア様は、その縁談に対し、どう見ても乗り気ではなさそうでしたが」
苦笑いしたイーサンに、私は頷いた。彼がいう通り従兄弟に当たるドナルドは粗暴な性格で、私が好意を持てるような男性ではない。
「そうね。だから、社交界デビューをしてから、求婚者を募ろうと思っていたの。けど……」
クラウディアとの事を、どう言えば、わからなくなった。言い方を間違ってしまえば、変な自慢話のように感じるかもしれない。
そんなつもりはない。私だって、本当に驚いたのだ。
「……オルランド殿下から、誘われたとか? 求婚者と言えば、彼は駄目だったんですか?」
そういえば、イーサンはジョス叔父様の話を、ベッドの陰で聞いていたのだった。
話の先を促すような言葉に、私は小さくため息をついて頷いた。



