セーブポイントに設定された幸薄令嬢は、英雄騎士様にいつの間にか執着されています。

「……いいえ。私は邸で帰りを待って居ます。貴方の『セーブポイント』で良いんです。だって、絶対に私の元に帰って来るでしょう?」

 私はそう思った。だって、安全な場所に居る私に過去触れた時間に戻れるのなら、イーサンは安心して冒険することが出来る。

 私はそういう役目で良い。どこに行くにも束縛されない、自由な冒険者でなくても。

 彼が私の元に帰って来てくれるなら。

「……何があったとしても、絶対に君の元に戻ると約束します」

 そう言って、イーサンは私に初めてのキスをした。


Fin