「……あ。そういうことでございましたか。かしこまりました。すぐに、馬車をご準備します」
エーリクは私がただ夜に、恋仲の彼と会いたくなったのだと誤解してか顔を少し赤くしていたけれど、そんな詳しい事情なんて説明している時間はなかった。
馬車に乗り込んで、彼らの滞在している『レンガ亭』へと急ぐと、宿の主人に聞けば三人はまだ帰って来ていないらしい。
そろそろ『ヘイスターの地下迷宮』の制覇も近いと聞いていたから、まだ三人は難しいフロアを攻略中なのかもしれないとも考えられる。
ただ単に、私が心配し過ぎなのかもしれない。
……けれど、どうしてなのだろう。この、良くわからない不安は。
宿屋に居ないと聞いて、邸へ帰るべきかと考えた。
危険な仕事を持つ彼らを、あまりにも、心配し過ぎていたのかもしれないと。
私はこの胸騒ぎをどうしても抑え切れなくて、ヘイスターの地下迷宮の入り口へと向かうことにした。
そこは世界から集まる冒険者向けに観光地化されていて、とてもとても有名な場所で、こんなにも夜遅いというのに、煌々とした照明が照らされてとても明るかった。
エーリクは私がただ夜に、恋仲の彼と会いたくなったのだと誤解してか顔を少し赤くしていたけれど、そんな詳しい事情なんて説明している時間はなかった。
馬車に乗り込んで、彼らの滞在している『レンガ亭』へと急ぐと、宿の主人に聞けば三人はまだ帰って来ていないらしい。
そろそろ『ヘイスターの地下迷宮』の制覇も近いと聞いていたから、まだ三人は難しいフロアを攻略中なのかもしれないとも考えられる。
ただ単に、私が心配し過ぎなのかもしれない。
……けれど、どうしてなのだろう。この、良くわからない不安は。
宿屋に居ないと聞いて、邸へ帰るべきかと考えた。
危険な仕事を持つ彼らを、あまりにも、心配し過ぎていたのかもしれないと。
私はこの胸騒ぎをどうしても抑え切れなくて、ヘイスターの地下迷宮の入り口へと向かうことにした。
そこは世界から集まる冒険者向けに観光地化されていて、とてもとても有名な場所で、こんなにも夜遅いというのに、煌々とした照明が照らされてとても明るかった。



