セーブポイントに設定された幸薄令嬢は、英雄騎士様にいつの間にか執着されています。

 彼らをこの邸から追い出すこと、それをしたかったのだけど、ドナルドが私を襲おうとして……また、話が変わってしまった。

「大丈夫です。レティシア。俺にすべて、任せてください。何もかも、すべて上手くいきます……本音を言えば、ここで殺したいくらいなんですが、それは……レティシアもこの部屋で眠れなくなるかもしれないんで」

「イーサン」

 私は彼と抱き合って、ようやく……両親が亡くなってから、ずっと長い間不安に震えていた心が、満たされるような気がしていた。