「ええ。ご自身の息子も執心らしい貴族令嬢なのでと、渋っていらっしゃいましたが……そこは、公平(フェア)な状態での判断をということで……レティシア様にここで頷いてもらえれば、俺が貴女の後見人となりすべて解決出来ます」
「イーサン」
私は涙をこぼしてしまった。つい先ほどとは、正反対の理由で。
「レティシア……君と出会ってからごく短い間でしたが、恋に落ちた哀れな男をお救い願えますか」
「イーサン。イーサン。ありがとう」
感極まった私は、目の前に居る彼に抱きついた。
イーサンは他国の、高位貴族だった。そうなれば、私の法定相続人としての伴侶に申し分なく、それに国王陛下からのお墨付きありとあらば、反対出来る者も居ないだろう。
「いいえ。以前から話そう話そうと思って、完全に好意が向くまではと、黙っていた俺が悪かったんです。本当に後悔しました」
そう言って、床に倒れているドナルドに視線を向けたので、私は彼の目を見て尋ねた。
「……イーサン。あの、叔父たちの家族だけど」
「イーサン」
私は涙をこぼしてしまった。つい先ほどとは、正反対の理由で。
「レティシア……君と出会ってからごく短い間でしたが、恋に落ちた哀れな男をお救い願えますか」
「イーサン。イーサン。ありがとう」
感極まった私は、目の前に居る彼に抱きついた。
イーサンは他国の、高位貴族だった。そうなれば、私の法定相続人としての伴侶に申し分なく、それに国王陛下からのお墨付きありとあらば、反対出来る者も居ないだろう。
「いいえ。以前から話そう話そうと思って、完全に好意が向くまではと、黙っていた俺が悪かったんです。本当に後悔しました」
そう言って、床に倒れているドナルドに視線を向けたので、私は彼の目を見て尋ねた。
「……イーサン。あの、叔父たちの家族だけど」



