竜喚び聖女は捨てられた竜騎士を救いたい!

 ブリューナグが私の疑問に答えている間、ずっと待って居たらしいジェイドさんは、差し迫った勢いでそう言った。

「良し。それでは、外から無理矢理に破ろう。竜は耐えるだろうが、人の子では耐えるのに難しいかもしれぬ……いや、悪行には報いがあるというものだな」

 そんな言葉を口にした瞬間に、私の身体は勝手にパッと頭を下げて岩の後ろに隠れた。

 その瞬間、目には白い稲光が見えて、追い掛けるように聞こえた轟音。

 ブリューナグが魔方陣を、外から破ったんだ! 早く言ってください!

「同じ主の誼(よしみ)だ。あの銀竜も回復させて置こう」

「出来るのか?」

 パッと立ち上がり、私の足は、さっさと広場へと進んだ。ジェイドさんもすぐ後を、追い掛けて来る。

 もっ……もしもしー!? 竜騎士さんと竜さんと違って、聖女の私はただの人の子なの、お忘れではないですかー!?

「だから、誰だと思って居る。あれだけ力を抜かれたのだ。当分は仔竜のままでいろ」

 囚われて傷ついていた銀竜ゲイボルグは、あっという間に巨体を縮めた。

「ゲイボルグ!」