……とても素敵な竜騎士だと思うけれど、私が自由になるためには、貴方と結ばれる訳にはいかないの……ごめんね! 貴方のこと、外見上は、とても好みなんだけど! 好きになる訳にはいかなくて!
ええ。それはそれで、これはあれなのよ。人生、大体ままならないわ。次の良い出会いに期待!
私は心の叫びをぐっと堪えて、平然とした態度を保ち、自分の胸にあるリボンを解いた。
ちなみに立場的には教会に仕える『聖女』ではあるものの、制服もなく服装が自由な明るい職場なので、貴族出身の私はお気に入りのドレスを着て来た。
美男子に会えると思うと、何もないと思いつつも、ついついお洒落をしてしまう……女性全般が心のどこかには持っている、悲しい性なのよ。
「それでは、次の段階へと移ろうと思いますので……ジェイドさんも、チャチャっと服を脱いで貰って良いですか?」
「……は?」
まさかここで私に服を脱げと言われると思って居なかったのか、彼は目を見開いて固まって居た。
私はいたって真面目な顔で、ジェイドさんをじっと見つめた。
どうか、誤解しないで……これは、必要なことなのよ。どうしても必要なの。
決してその鍛え抜かれた逞しい肉体をこの目で拝むために、私の聖女としての職権乱用しているわけではないんだからね!
ええ。それはそれで、これはあれなのよ。人生、大体ままならないわ。次の良い出会いに期待!
私は心の叫びをぐっと堪えて、平然とした態度を保ち、自分の胸にあるリボンを解いた。
ちなみに立場的には教会に仕える『聖女』ではあるものの、制服もなく服装が自由な明るい職場なので、貴族出身の私はお気に入りのドレスを着て来た。
美男子に会えると思うと、何もないと思いつつも、ついついお洒落をしてしまう……女性全般が心のどこかには持っている、悲しい性なのよ。
「それでは、次の段階へと移ろうと思いますので……ジェイドさんも、チャチャっと服を脱いで貰って良いですか?」
「……は?」
まさかここで私に服を脱げと言われると思って居なかったのか、彼は目を見開いて固まって居た。
私はいたって真面目な顔で、ジェイドさんをじっと見つめた。
どうか、誤解しないで……これは、必要なことなのよ。どうしても必要なの。
決してその鍛え抜かれた逞しい肉体をこの目で拝むために、私の聖女としての職権乱用しているわけではないんだからね!



