竜との契約マニアっぽい団長が契約した一番強い竜と同等ということであれば、これより竜位を高い竜を探すことは難しいはずだ。
だから、ジェイドさんはこれまでに、一匹しか居ない来ない竜を待ち続けていた……と、いうことだったのだ。
私たちはユンカナン王国へと向かい、竜を探す旅へ出ることになった。アルドヴァルの背には騎乗用の鞍が載せられ、私はジェイドさんの後ろへと騎乗した。
上空では声が聞こえづらいこともあり、一日目の道中は、ほとんど話をしなかった。
騎乗している竜アルドヴァルが、団長から借りた竜だからかもしれないけれど、ジェイドさんは飛行中には竜の様子を観察するのに集中しているようだった。
自分が契約した竜でなければ、強制的に言うことを聞いてもらうわけにもいかない。そういった意味で、彼が心配していることは、当然のことなのかもしれなかった。
「……この辺りで、野営をしようと思う」
朝から出発し昼食を食べる以外では休まず飛行して来たけれど、赤い夕日が見える時間になり、ジェイドさんはそろそろ野営の地を決めようと言い出した。
「わかりました」
だから、ジェイドさんはこれまでに、一匹しか居ない来ない竜を待ち続けていた……と、いうことだったのだ。
私たちはユンカナン王国へと向かい、竜を探す旅へ出ることになった。アルドヴァルの背には騎乗用の鞍が載せられ、私はジェイドさんの後ろへと騎乗した。
上空では声が聞こえづらいこともあり、一日目の道中は、ほとんど話をしなかった。
騎乗している竜アルドヴァルが、団長から借りた竜だからかもしれないけれど、ジェイドさんは飛行中には竜の様子を観察するのに集中しているようだった。
自分が契約した竜でなければ、強制的に言うことを聞いてもらうわけにもいかない。そういった意味で、彼が心配していることは、当然のことなのかもしれなかった。
「……この辺りで、野営をしようと思う」
朝から出発し昼食を食べる以外では休まず飛行して来たけれど、赤い夕日が見える時間になり、ジェイドさんはそろそろ野営の地を決めようと言い出した。
「わかりました」



