竜喚び聖女は捨てられた竜騎士を救いたい!


 俄然、色めきだった様子のガルドナー団長に、ジェイドさんは冷たく返した。

 ジェイドさん、下ネタ嫌いだもんね……これは、絶対に誰にも言わないわ。疑ってもなかったけれど、安心した。

「居る場所は絞れたんですが、移動手段に困っています。長距離になりますし……その際にジェイドさんが乗れる竜も、今は居ません」

 私は悲しげな表情を浮かべて、背の高いガルドナー団長を見つめた。

 流石、若くして団長になるくらいに優秀な彼は、自分が何故呼ばれてここで何を望まれているかを、すぐに察したらしい。

「そうか。ならば、俺の竜に乗って行けば良い。ジェイドの言うことを聞くように、お願いしておくから」

「それは……」

「ありがとうございます! さっすが、ガルドナー団長。太っ腹~!」

 迷惑を掛けられないと言うはずだったらしいジェイドさんは、私が先に喜びの声をあげたので、何も言えなくなっていた。

 言いたいことはわかります。けれど、私たちには移動手段がないんです! こちらのガルドナー団長に借りるのが一番早いんです!