勢い良くバーンと扉を開けつつそう言えば、着替えを済ませたジェイドさんはベッドに座っていて、驚いた顔で私を見て居た。
「ラヴィ二ア。何か、わかったのか?」
「おそらくは……という感じですけれど、竜は洞窟に居ました」
「洞窟に?」
「ええ。もしかしたら、洞窟へ迷い込んで出られなくなっている可能性もあると思いました。私の喚びかけにも応じますし、拒否はしていません。ただ、何かでその場から動けない……そんな感じがしたんです」
さっき彼の中にある契約を共鳴させて、得られた情報はそれだけ。けれど、国旗が見えたのは良かった。
「すぐに助けにいかないと……」
竜の現状を知り顔色が変わったジェイドさんがバッと立ち上がったので、私はそんな彼を落ち着かせるために近寄り腕をさすった。
「ラヴィ二ア。何か、わかったのか?」
「おそらくは……という感じですけれど、竜は洞窟に居ました」
「洞窟に?」
「ええ。もしかしたら、洞窟へ迷い込んで出られなくなっている可能性もあると思いました。私の喚びかけにも応じますし、拒否はしていません。ただ、何かでその場から動けない……そんな感じがしたんです」
さっき彼の中にある契約を共鳴させて、得られた情報はそれだけ。けれど、国旗が見えたのは良かった。
「すぐに助けにいかないと……」
竜の現状を知り顔色が変わったジェイドさんがバッと立ち上がったので、私はそんな彼を落ち着かせるために近寄り腕をさすった。



