……あ。さっき背中と背中を合わせ合うって、そう思って居たということ……? どんな体勢なの?
「え? 駄目ですよ。ジェイドさん。背中同士だと、私との接触面が少なくなりますし……すみません! すぐに戻って来ます!」
さっき見えた国旗のことで頭がいっぱいになっていた私は、ジェイドさんとの話もそこそこに部屋を飛び出した。
あれは、古い図案の国旗だった。洞窟に貼ってあった。
普通に考えればジェイドさんの竜は、あの国の中の、どこかの洞窟に居るということだろう。
走っていた私は図書室へと入り、国旗の書物を確認し、自分の記憶には間違いがなかったと頷いた。
「ユンカナン王国ね……私が見たものは、古い国旗だわ」
人と獣人が住む国なので、国旗の図案も人と獣たちが助け合うものだ。
そして、私はユンカナン王国の地図を借りて、ジェイドさんの部屋まで急ぎ戻ることにした。
あの旗をすぐに忘れてしまいそうな気がして、慌てて走ってしまったけれど、下着姿のままで一人置いて来てしまったわ……一番に気になっているのは、彼だったろうに。
「ジェイドさん! お待たせしました!」
「え? 駄目ですよ。ジェイドさん。背中同士だと、私との接触面が少なくなりますし……すみません! すぐに戻って来ます!」
さっき見えた国旗のことで頭がいっぱいになっていた私は、ジェイドさんとの話もそこそこに部屋を飛び出した。
あれは、古い図案の国旗だった。洞窟に貼ってあった。
普通に考えればジェイドさんの竜は、あの国の中の、どこかの洞窟に居るということだろう。
走っていた私は図書室へと入り、国旗の書物を確認し、自分の記憶には間違いがなかったと頷いた。
「ユンカナン王国ね……私が見たものは、古い国旗だわ」
人と獣人が住む国なので、国旗の図案も人と獣たちが助け合うものだ。
そして、私はユンカナン王国の地図を借りて、ジェイドさんの部屋まで急ぎ戻ることにした。
あの旗をすぐに忘れてしまいそうな気がして、慌てて走ってしまったけれど、下着姿のままで一人置いて来てしまったわ……一番に気になっているのは、彼だったろうに。
「ジェイドさん! お待たせしました!」



