「……ジェイドさんは自分のことが、わかってなさすぎだと思います」
「どういう意味なんだ。それは」
「ジェイドさんは良い男なので、私と同じことを考える聖女も居たと思います」
「いや……ラヴィ二アしか、あれはやらないだろう」
そういう……謙虚な姿勢も好き!
私はヨシュアさんのような、自信たっぷりな態度の悪い男よりも、こういう人が好きなの!
「あ。そういえば、ヨシュアさんって、どうなったんですかね?」
そういえばと思い出して、ジェイドさんに聞いた。
どうやら、ヨシュアさんは未だ生死不明で、見つかっていないらしい。けれど、私は全く心配してなくて、あの人はピンピンしてどこかで生きて居ると思う。
私たち二人が正直にことの次第を話したところ、ユンカナン王国では割と有名な賞金稼ぎだったヨシュアさん、ノルドリア王国では誘拐監禁と城への不法侵入で犯罪者となり、立派な国際的なお尋ね者となった。
何故かというと、誘拐した私が教会所属の聖女で公爵令嬢であること、それに、ミレハント竜騎士団の竜を誘拐したことは許し難いと、各方面がカンカンになって怒っているらしい。
「どういう意味なんだ。それは」
「ジェイドさんは良い男なので、私と同じことを考える聖女も居たと思います」
「いや……ラヴィ二アしか、あれはやらないだろう」
そういう……謙虚な姿勢も好き!
私はヨシュアさんのような、自信たっぷりな態度の悪い男よりも、こういう人が好きなの!
「あ。そういえば、ヨシュアさんって、どうなったんですかね?」
そういえばと思い出して、ジェイドさんに聞いた。
どうやら、ヨシュアさんは未だ生死不明で、見つかっていないらしい。けれど、私は全く心配してなくて、あの人はピンピンしてどこかで生きて居ると思う。
私たち二人が正直にことの次第を話したところ、ユンカナン王国では割と有名な賞金稼ぎだったヨシュアさん、ノルドリア王国では誘拐監禁と城への不法侵入で犯罪者となり、立派な国際的なお尋ね者となった。
何故かというと、誘拐した私が教会所属の聖女で公爵令嬢であること、それに、ミレハント竜騎士団の竜を誘拐したことは許し難いと、各方面がカンカンになって怒っているらしい。



