竜喚び聖女は捨てられた竜騎士を救いたい!

 ジェイドさんを乗せて、空を飛べれば、ゲイボルグはそれが一番に幸せだと思う。

「ラヴィ二ア」

 名前を呼ばれて振り向けば、そこには美形の竜騎士様が居た!

 キャー! 今日も相変わらず、素敵で格好良いですね!

 きらめく金髪が、風にさらさらと靡(なび)いてますよ!

 もしかして、私と両想いだったりします!? 再確認させていただきたいんですけど!

 いけない。姿を見ただけなのに、興奮してはあはあしちゃう。

「ジェイドさん! ジェイドさんも、事情聴取終わったんですか!? お疲れ様です」

 彼の姿を見て心の中ではじまった大騒ぎは無視すると、私は出来るだけ平静に見えるようにつとめた。いけないいけない。せっかく両想いなのに、変に思われたくないもの。

「ああ。ラヴィ二アも、事情聴取お疲れ様。これから、何かあるか?」

 ジェイドさんはゆっくりと歩みを進め、私に近寄ると眩しそうに目を細め、これからの予定を尋ねた。

 もっ……もしかして、これって、私へのデートのお誘いだったりしますか!?

「なっ……何も! 何もないです! すごく暇です!」